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【2016年第12週】ライオンズが再び逆転勝利、地区首位に立つ

2016年11月25日(金) 06:59

デトロイト・ライオンズのマット・プレイター【AP Photo/Duane Burleson】

現地24日(木)、2016年シーズンの感謝祭ゲーム1試合目となるミネソタ・バイキングス対デトロイト・ライオンズが行われた。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区首位の座をかけた戦いは接戦の展開となるも、得意の第4クオーターでの逆転劇で白星を挙げたライオンズに軍配が上がっている。今季7勝目をマークしたライオンズは試合終了と同時にフィールドゴールを成功させ、16対13でバイキングスを下した。

ライオンズは立ち上がり早々、ランニングバック(RB)セオ・リディックの12ヤードランなどで敵陣まで前進し、最後はワイドレシーバー(WR)アンクワン・ボルディンがクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードの2ヤードパスをつなげてタッチダウン、先制点を奪う。対するバイキングス攻撃陣はQBサム・ブラッドフォードがパスをインターセプトされる場面があったが、敵のペナルティによって帳消しに。何とか敵陣5ヤード地点に進んだ後、RBマット・アシアタが押し込んでタッチダウンとなり、第1クオーター終盤にスコアを同点にする。

第2クオーター中盤には第9週にバイキングスと対戦した際にも活躍したWRゴールデン・テイトがスタッフォードからの41ヤードパスを通して敵陣へと攻め込み、フィールドゴールを成功させてライオンズがリードを奪う。バイキングスはブラッドフォードのパスなどで再びオフェンスのリズムをつかみかけるも、決定力に欠け、得点できない。その後は両チームとも追加点なく、ライオンズが3点をリードした状態で前半終了となる。

バイキングス攻撃陣は第3クオーター中盤にブラッドフォードからRBジェリック・マッキノンへの41ヤードパスで敵陣20ヤード地点までボールを進め、タッチダウンこそ逃すもフィールドゴールを成功させて試合を振り出しに戻している。一方、ライオンズはスタッフォードがパスを思ったように通せず、得点のチャンスを作れない。

同点で迎えた第4クオーター序盤、バイキングスが敵陣深くまで攻め込んだものの、ペナルティなどで流れに乗り切れず。結果的にはフィールドゴールでリードを奪っている。反撃に出たいライオンズはスタッフォードが自らの走りでどうにかオフェンスを立て直そうとしたが、バイキングス守備陣に阻まれる。とはいえ、今季、幾度となく第4クオーターで逆転劇を披露してきたライオンズには土壇場で試合をひっくり返すだけの実力がある。

試合時間3分余りを残してスタッフォードが立て続けにボルディンへのパスを決めて敵陣まで進入したライオンズが、フィールドゴールを成功させて点差をゼロに戻した時点で残り時間は1分49秒だった。直後のドライブでコーナーバック(CB)ダリアス・スレイがブラッドフォードのパスを敵陣でインターセプト、試合終了と同時にキッカー(K)マット・プラターがフィールドゴールを決め、またも驚異的な形でライオンズが逆転勝利を収めた。

ライオンズQBスタッフォードはパス40回中23回成功、232ヤード、1タッチダウンをマーク。WRテイトはレシーブ5回、77ヤードで試合を終えている。これでライオンズは3連勝だ。

対するバイキングスQBブラッドフォードはパス37回中31回成功、224ヤードと素晴らしい成功率でパスを決めていただけに、最後のインターセプトが痛いミスとなってしまった。