ピッツバーグ・スティーラーズが現地11日（木）、スターアウトサイドラインバッカー（OLB）T.J.ワットが水曜日にチーム施設で肺に不快感を覚え、検査のためにピッツバーグ近郊の病院に入院していると発表した。

木曜日、ワットはシーズン第15週に向けての最初の練習に参加せず、月曜夜に予定されているマイアミ・ドルフィンズ戦への出場は不透明となっている。

その後、スティーラーズのヘッドコーチ（HC）マイク・トムリンは報道陣に対し、ワットは水曜日に病院で一晩過ごしたと語った。

チーム公式サイトによると、トムリンHCは「私は医療の専門家ではないため、発言には慎重になっている」と述べ、こう続けたという。

「だが簡単に言うと、彼は昨日施設にいたときに不快感を覚えていた。それで医師のもとに連れて行き、いくつかの検査を受けている。肺に何らかの問題があって、それに対処しているところだ。今日の午後には検査などが予定されているようで、現時点で私が知っているのはそれだけだ」

「昨晩、彼に連絡を取った。落ち着いている様子だった。現時点で伝えられるのはそれくらいだ」

トムリンHCはワットのドルフィンズ戦出場については“未定”だと明言している。

キャリア9年目のワットは今シーズンの全13試合に出場し、タックル53回、サック7回、インターセプト1回を記録。先週日曜日に27対22で勝利したボルティモア・レイブンズ戦では守備スナップ77回中68回に参加し、タックル6回、クオーターバック（QB）ヒット1回をマークした。

オールプロのファーストチームに4度選出された経歴を持つワットは最近、つま先のケガを抱えていたが、今シーズンは一度も長期離脱をしていない。

トムリンHCはワットが肺に不快感を覚えた原因は分からないとした上で、ワットが今週以前に故障者レポートに載る原因となり得た事柄については何も知らなかったと報道陣に語った。

スティーラーズ（7勝6敗）はAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）北地区王者の座をかけて接戦を繰り広げているところだ。スティーラーズは月曜日のアメリカ東部時間20時15分【日本時間16日（火）10時15分】にドルフィンズ（6勝7敗）を迎え撃つ。

【RA】