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LBグリーンローを「マイク・タイソンのよう」と評価するブロンコスHCペイトン

2025年07月30日(水) 12:13

デンバー・ブロンコスのドレイ・グリーンロー【AP Photo/David Zalubowski】

トレーニングキャンプでパッドを着けたときに真価を発揮する選手がいる。デンバー・ブロンコスに加わったラインバッカー(LB)ドレイ・グリーンローもまさにそのひとりだ。

現地28日(月)、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンはグリーンローがキャンプで強烈な存在感を放っていることに触れ、「音で分かる」と語った。

「彼のプレーはまるでマイク・タイソンのようだ」とペイトンHCはチームの公式サイトを通じて話している。

「彼はタフでフィジカルも強い。体のつくりからして違う。無駄なヤードを許さない。そういうところが甘い選手もいるが、彼は違う。相手を押し戻すタイプのタックラーで、ヒットしたところで相手の動きを止める。プレーには明確な激しさがある。情報がまったくない状態で映像を見たとしても、早い段階で“この選手は誰だ?”と必ずなる、そんな存在だ」

グリーンローがもたらすフィジカルなプレースタイルは、守備コーディネーター(DC)バンス・ジョセフ率いる堅守をさらに進化させる可能性がある。サイドラインの端から端までカバーするタックルの名手であるグリーンローは、ディフェンシブエンド(DE)ザック・アレンらの後方からブロンコス守備陣の中央をしっかりと固めてくれるはずだ。

第58回スーパーボウルでアキレス腱を断裂したため、昨シーズンは2試合の出場にとどまったグリーンローだが、このオフシーズンにブロンコスと3年3,150万ドル(約46億6,326万円)の契約を結んだ。キャンプ序盤の動きを見る限りでは、すでに本来の状態を取り戻しているようだ。

「ただフットボールをプレーするのが好きなんだ」とグリーンローは語る。

「毎回全力を尽くしている。次が最後のチャンスになるかもしれないし、最後の試合になるかもしれない。だから、常にプレーを決めるつもりでいる。この競技が大好きだし、こうしてプレーできることに心から感謝している」

今シーズンのブロンコスにとって最大の課題は選手の健康状態だ。新加入のグリーンローやセーフティ(S)タラノア・フファンガを含め、全員がフィールドに立ち続けることができれば、リーグ屈指のトップ5に入るユニットになるのは間違いない。

【R】