ニュース

ブラック・カレッジ・フットボールの殿堂がジョン・マッデン財団との提携を発表

2025年07月30日(水) 12:16

NFLロゴ【NFL】

現地29日(火)、ブラック・カレッジ・フットボールの殿堂(BCFHOF)がジョン・マッデン財団との新たな提携を発表した。この提携により、同組織はオールステートHBCUレガシーボウルのパートナーとなる。

プレスリリースによると、ジョン・マッデン財団は“HBCU(歴史的黒人大学)の学生たちに重要な支援を提供し、両組織の教育と機会に対する共通の取り組みを強化する”という。

第22回スーパーボウルのMVPであり、BCFHOFの共同創設者でもあるダグ・ウィリアムズは声明で「ジョン・マッデンはフットボールの真のチャンピオンであり、歴史的黒人大学の支援者でもあった。この支援に心から感謝している。これにより、HBCUの学生たちのために機会を広げる取り組みを継続することができる」と述べた。

HBCUレガシーボウルは歴史的黒人大学出身でNFLドラフトの対象となる選手たちが参加するポストシーズンのオールスターゲームだ。2026年のHBCUレガシーボウルは2月21日(土)にニューオーリンズで開催され、『NFL Network(NFLネットワーク)』で生中継される。

ジョン・マッデンの息子であり、ジョン・マッデン財団の役員でもあるマイク・マッデンは声明で、「父はHBCUの使命とその影響力を強く信じていた」と述べ、こう続けた。

「彼はアート・シェルやウィリー・ブラウン、ヘンリー・ローレンス、レイモンド・チェスターといった、ブラック・カレッジ・フットボールの殿堂入りを果たしたレジェンドたちを指導する栄誉に浴した。父はきっと、このような意義深く影響力のある取り組みを支援できることを心から誇りに思うだろう」

火曜日にはジョン・マッデン財団が“HBCU Career Fair Caravan(HBCUキャリア・フェア・キャラバン)”に資金提供を行うことも発表された。その資金は、ニューオーリンズから6時間圏内にある16のHBCUから800人の学生が、全米最大のHBCUキャリアフェアである“Allstate HBCU Legacy Bowl Career Fair(オールステートHBCUレガシーボウル・キャリア・フェア)”に参加するためのチャーターバス代に充てられる。

【RA】