新契約は未成立も、ベンガルズDEヘンドリックソンは現地水曜日にキャンプ合流へ
2025年07月30日(水) 13:35
ディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンとシンシナティ・ベンガルズの契約をめぐる対立は収束していないが、ヘンドリックソンはじきにホールドアウトをやめる見込みだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地29日(火)に報じたところによると、2024年シーズンにNFLトップのサック数を記録したヘンドリックソンは水曜日にトレーニングキャンプに合流する予定だという。
新たな契約はまだまとまっていないが、両者がこう着状態の解消に向けて交渉を進める中、ヘンドリックソンはチームに合流するつもりのようだ。
ラポポートは先週、新契約で受け取る保証金の額に関する意見の相違が、交渉が行き詰まっている主な原因だと報じている。ヘンドリックソンは5月に新契約に関して進展がないことへの不満を公に表明し、オフシーズンの活動をホールドアウトした上で、キャンプ開始時にも姿を見せなかった。両者の対立が長期化する中、何らかの明るいニュースが必要となっていた。ヘンドリックソンがチームに合流することは必ずしも合意に近づいていることを意味するわけではない。とはいえ、ヘンドリックソンが参加の意向を示したことは、代理人とベンガルズのフロントオフィスが契約成立に向けて交渉を続ける中で、前向きな兆候と言えるだろう。
この2シーズンで合計35回のサックを記録してきたヘンドリックソンは、新契約にふさわしい選手だ。特に、同じポジションのトップ選手(ラスベガス・レイダースのマックス・クロスビーやクリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレット、ピッツバーグ・スティーラーズのT.J.ワット)が2025年に高額な契約延長を果たしていることを考えればなおさらだ。今オフシーズン、ベンガルズはヘンドリックソンの代理人にトレードの可能性を模索する許可を出したが、ヘンドリックソンがシンシナティより“行きたい場所はない”と公言していたこともあり、大きな動きは見られなかった。
ヘンドリックソンは水曜日にその言葉を実行に移すべく、キャンプに参加し、練習を欠席することでチームから科される罰金を免れることになるだろう。それが契約成立につながるかどうかに注目だ。
【RA】