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カウボーイズ新人RBブルー、取り組み姿勢に対する批判を原動力にキャンプでファーストチーム入り

2025年08月01日(金) 09:34

ダラス・カウボーイズのジェイドン・ブルー【AP Photo/Mark J. Terrill】

ダラス・カウボーイズの新人ランニングバック(RB)ジェイドン・ブルーは、トレーニングキャンプ開始前に自身の仕事への姿勢に対する批判を耳にし、それをモチベーションに変えている。

あるカウボーイズの元職員は、チーム内の一部からブルーが“ほぼ怠け者”とみなされていたと主張した。

『Fort Worth Star-Telegram(フォートワース・スター・テレグラム)』によると、ブルーは現地7月30日(水)に「それはさらに俺の意欲を刺激しただけだ」と語り、こう続けたという。

「もちろん、自分が怠け者じゃないことは分かっている。自分が積み重ねてきたこともな。ご覧の通り、今のところキャンプは順調だ。これからもそれを積み重ねていくだけさ」

その意欲はフィールドでのプレーにも表れており、ブルーの働きぶりはキャンプ序盤から際立っている。セカンドチームでスタートしたブルーは、水曜日にファーストチームに昇格し、クオーターバック(QB)ダック・プレスコットと共に練習した。

ブルーは「ダックと一緒にやるのは楽しい」と話している。

「彼はとても賢いクオーターバックで、ベテランだ。ランニングバックの仕事をとても楽にしてくれるし、どこに行けばいいかを教えてくれる時もある。ファーストチームのメンバーと練習できたのは楽しかった。これからも競い続けるのが楽しみだ」

カウボーイズのバックフィールドに必要とされていたスピードの要素をもたらしているブルーは、ベテランのジャボンテ・ウィリアムズやマイルズ・サンダースと出場機会を争っている。

ヘッドコーチ(HC)ブライアン・ショッテンハイマーは「春の時点では、期待よりも習得が遅かったかもしれない」と述べ、こう続けた。

「今は違う。感覚をつかみ、理解している。あまり口数が多い方ではないが、内にはものすごい闘志を秘めている。素晴らしい選手やエリート選手になることを望んでいるし、才能もある」

ブルーはパスキャッチを得意とし、第3ダウンで活躍するタイプのランニングバックだ。カウボーイズは昨シーズン、かつてRBトニー・ポラードが発揮していたようなスピードを欠いていた。ブルーはその要素をチームにもたらすだけでなく、それ以上の魅力も備えている。身長約175cm、体重約90kgのブルーはあらゆる状況で活躍するランニングバックではないかもしれないが、プロテクションでチームの信頼を勝ち取れば、序盤から大きな役割を担い、今後さらに成長していく余地もあるだろう。

「大きな目標はオフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得することだ」と明かしたブルーは「それは達成したいことではあるけど、大事なのは自分の番が来たときにプレーを成功させ、このチームが勝つために全力を尽くすことだ」と続けた。

【RA】