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スティーラーズQBロジャースが新ヘルメットに不満、「まるで宇宙船に乗るみたいだ」

2025年08月13日(水) 12:05

ピッツバーグ・スティーラーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Gene J. Puskar】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが21シーズン目のNFL参戦を決意した時、長年の相棒だったヘルメットよりも現役生活が長く続くことになった。

NFLが毎年行うラボでの装備テストにより、ロジャースが20年以上愛用してきたモデル、2012年製のシュット・エアXPプロQ11 LTDはついに引退を余儀なくされた。これによりロジャースは、現役選手ではほぼ唯一ソフトカップ式チンストラップを着けたまま、2025年シーズン開幕までに複数の新モデルを試す必要に迫られている。

もっとも、いまのところ新しい買い物を楽しめてはいないようだ。

ピッツバーグ・スティーラーズの公式サイトによれば、ロジャースは「ああ、やっぱりまだ好きじゃないね」と語ったという。

「今は変えようとしているところだ。まだその過程にいるよ。あれじゃまるで宇宙船に乗るみたいだ」

「変えないといけない。フェイスマスクがヘルメットに合っていないんだ。あれは古いフェイスマスクだからね。もちろん自分が年を取ったのと同じように。今はぴったり合うヘルメットを探しているところだ」

古くて(しかも極めてシンプルな)フェイスマスクと新しいヘルメットモデルを組み合わせると、ロジャースの見た目は『The Flintstones(原始家族フリントストーン)』に登場する“Great Gazoo(グレート・ガズー)”のような、アニメのキャラクター的な印象が強くなる。可能な限り慣れ親しんだ装備に近づけようとした結果の最善策ではあるが、ロジャース自身も少なくとも多少の変化は受け入れなければならないと認めている。

ロジャースは6月、『ESPN』のブルック・プライアーに「このヘルメットは我慢できない。シュット製を20年間かぶってきたのに、ついに安全基準をクリアできなくなった」と話している。

NFLの厳格なテストと安全基準を踏まえると、ロジャースが着用していたモデルがここまで長く使われ続けたのは異例で、Q11より新しいモデルですら日常的に退役を強いられている。ロジャースにとって幸いなことに、開幕までにどのヘルメットにするか見極める猶予は、まだ数週間ある。

【R】