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2024年の悔しさを乗り越えてバッファローを再訪するレイブンズTEアンドリュース、「これは新しいシーズン」

2025年09月05日(金) 15:26

ボルティモア・レイブンズのマーク・アンドリュース【AP Photo/Nick Wass】

タイトエンド(TE)マーク・アンドリュースの2024年シーズンは、あまりにも残念な終わり方を迎えた。それは、ファンがしばらく2025年へ気持ちを切り替えられないほどのものだった。

幸いなことに、時間の経過およびアンドリュース自身が声明を発表したことで、2025年に向けた再出発への道がようやく開かれた。アンドリュースはその中で、バッファロー・ビルズとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドでの悪夢のようなパフォーマンスについて、「胸が張り裂ける思いだった」と語った。そして、NFLのしたたかなスケジュール編成者たちは、それに呼応するかのように、シーズン開幕戦でアンドリュース率いるレイブンズを昨季が終わったあの地、バッファローへと再び送り込むことにした。

アンドリュースは気持ちを切り替え、このチャンスを生かすことに意欲を見せている。

現地3日(水)、アンドリュースは「一番大切なのは、これは新しいシーズンだということ」と『ESPN』に語った。

「素晴らしいチーム同士の対戦になる。自分の役割を果たし、全力で仕事を全うするつもりだし、それが楽しみでもある。この組織、自分、そしてこのチームにとっても信じられないようなチャンスだ」

ビルズに敗れた試合において、アンドリュースは2つの致命的なミスを犯した。第4クオーターでのファンブル、そして試合終了間際に同点のチャンスとなった2ポイントコンバージョンの落球。フットボールという複雑なスポーツは、往々にしてわずかな結果だけで評価されがちであり、敗戦に失望したファンや批評家たちの矛先は、最終的にアンドリュースに向けられることとなった。

NFLでの7年間の経験があったからこそ、アンドリュースはこの辛い時期を乗り越えることができたと言う。

「俺はプロだ。これは俺にとって仕事なんだ」と切り出したアンドリュースは、こう続けた。

「これは何よりも大好きなことで、自分のすべてなんだ。だからこそ、自分にとっては集中して仕事をやり遂げることが最も重要だ。このチーム、この街にとって、このオフェンスで自分がどんな選手になれるのかということを常に意識してきたし、それを見失ったことは一度もない」

アンドリュースが1月から待ち望んできたチャンスは、日本時間8日(月)9時20分に訪れる。

【R】