シーズン初戦を終えたフィラデルフィア・イーグルスがパスラッシュを強化する動きを見せている。

現地5日（金）、イーグルスがベテランディフェンシブエンド（DE）ザダリアス・スミスと1年契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報筋の話をもとに報道。その後、スミスとの契約を正式に発表したイーグルスは、それに伴う動きとしてフルバック（FB）ベン・ヴァンスメレンを故障者リザーブ（IR）に登録した。

32歳のスミスは、他の有力なパスラッシャーが契約を結んでいく中で、オフシーズンを通してフリーエージェント（FA）のままだった。暑い日が続く6月には、デトロイト・ライオンズへの復帰に関心を示していたが、レギュラーシーズンが始まった2日目についに所属先を見つけ、11年のキャリアで6つ目のチームとして昨季のスーパーボウル王者であるイーグルスに加わることになった。

2024年、シーズン途中にライオンズにトレードされたスミスは、クリーブランド・ブラウンズとライオンズで17試合に出場し、クオーターバック（QB）ヒット17回、サック9回を記録。

ベテランのスミスは、木曜日に行われたダラス・カウボーイズとのシーズン初戦でQBダック・プレスコットを倒すのに苦戦したイーグルスのフロントセブンに加わる。相手から恐れられるイーグルスのフロントセブンは、試合開始6秒で退場となったディフェンシブタックル（DT）ジェイレン・カーターを欠き、プレスコットに対して1回もサックを記録できなかった。スミスがジャリクス・ハントやノーラン・スミス、ジョシュ・ウチェ、パトリック・ジョンソンらとどう連携するかはこれから明らかになるだろう。

スミスとイーグルスは現地14日（日）に第59回スーパーボウルの再戦として、現AFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）王者のカンザスシティ・チーフスと対決する予定だ。

【RA】