49ersのRBマカフリー、シーホークス戦はクエッショナブルながら練習欠席は予防措置と説明
2025年09月06日(土) 09:41
サンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)クリスチャン・マカフリーの健康状態に対する懸念は日増しに高まっているが、それは練習報告への過剰反応に過ぎない可能性もある。
現地5日(金)に行われた練習に参加しなかったマカフリーは、木曜日に自ら認めたふくらはぎの不調により、シアトル・シーホークスとのシーズン初戦に向けてクエッショナブルとされている。
木曜日の故障者報告に名前が載り、制限付きとされたマカフリーは、金曜日に報道陣に対して“体調は万全”だと語った上で日曜日に出場する予定だと明かし、練習を欠席したのは単に慎重を期すためだったと説明した。
「大したことない、そう言っておく」と金曜日に語ったマカフリーはこう続けている。
「すでに言ったように、今の自分の状態には満足している。残念ながら、俺みたいに負傷歴があると、練習を休むだけで大げさに騒がれることがある。繰り返しになるけど、体調は万全だ」
マカフリーはヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンよりもはるかに口数が多かった。シャナハンHCはマカフリーが自分のロッカーの前で報道陣の取材に応じる前に、マカフリーが木曜日にふくらはぎを痛めたことを認めていたが、金曜日に進んで提供した情報もそれだけにとどまっていた。
マカフリーに関する懸念の度合いを尋ねられたシャナハンHCは「疑問の余地がある懸念だ」と答え、「クリスチャンについては何も言うつもりはないよ」と続けた。
シャナハンHCが自身のチームで最も重要な攻撃選手の健康状態に関する詳細について話したがらないのは当然だと言えよう。49ersはトレーニングキャンプやプレシーズン中に複数のポジション(特にワイドレシーバー/WR)で負傷者が相次ぎ、RB陣の層が薄くなったという単純な理由で、プレシーズン終盤にRBブライアン・ロビンソンを獲得することになった。
49ersは今後、新しいチームで数回しか練習していないランニングバックに頼らざるを得ないかもしれない。マカフリーがチームの攻撃戦略においてどれほど重要な存在であるかを考えれば、それは悪夢のようなシナリオだ。
マカフリーのふくらはぎの問題は木曜日の練習報告で初めて明らかになり、マカフリーはその日の練習に制限付きで参加した。金曜日の練習に参加しなかったことに加え、以前にもふくらはぎ周辺を負傷していたことから、突然の欠場となった昨シーズン第1週と同じ状況になるのではないかという懸念が生じている。マカフリーは昨季に13試合を欠場した。
金曜日にそうした懸念を和らげるために最善を尽くしたマカフリーは、次のようにコメントしている。
「練習を最後までやり切らなかったのは賢明な判断だったと思う。以前にもそういう状況で自分自身が一番の敵になった経験があるからね。また同じことを繰り返さなかった自分を誇りに思う」
健康な状態のマカフリーは、すべてのダウンで活躍し、オフェンスをけん引できる一流選手だ。マカフリーは時に自分の身体に悪影響を及ぼすほど仕事熱心なことでも知られている。そのため、練習を途中で切り上げるという判断は、成長の表れだと言えよう。
この騒動は結局、マカフリーが日曜日の試合に出場できるかどうかにかかってくるはずだ。しかし、もしマカフリーが何らかの障害に直面した場合、49ersはロビンソンや2年目のRBアイザック・ゲレンドに頼る準備をしておく必要がある。
シャナハンHCはロビンソンについて「彼はすべてを習得しようとしている。つまり、懸命に取り組み、学んでいるが、練習にはまだ3回しか参加していないから、間違いなくまだ十分とは言えない。シーズンを通して良くなっていくはずだが、今週は本当に良い調子だったと思う」と述べた。
49ersは週末に朗報を受けた上で、日曜日に良い結果を残すことを望んでいる。
【RA】