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スティーラーズDTヘイワード、契約問題が長引く中で出場については様子見の姿勢

2025年09月06日(土) 11:45

ピッツバーグ・スティーラーズのキャメロン・ヘイワード【AP Photo/Terrance Williams】

ピッツバーグ・スティーラーズのディフェンシブタックル(DT)キャメロン・ヘイワードは現地7日(日)に臨むニューヨーク・ジェッツ戦をもってNFLでの15シーズン目を迎える。

しかし、オールプロに4度選出された経歴を持つヘイワードがその試合に出場するかどうかは不透明だ。

金曜日、ヘイワードはジェッツ戦に向けて“準備している”と語ったが、これまで所属した唯一のチームとの契約交渉が行き詰まる中、出場を明言することはなかった。

36歳のヘイワードは、ケガに悩まされた2023年シーズンを経て2024年に見事な復活を遂げたことを受けて昇給を求めている。今年8月には、昨年はプレーするために減俸を受け入れたと強調し、復調後の自分に見合う待遇をチームに求めている。

ヘイワードはトレーニングキャンプの一部で“ホールドイン”し、すべてではないものの、11対11の練習を欠席したこともあった。スティーラーズが8月25日からレギュラーシーズンに向けての準備を始めてから、ヘイワードの練習量は増えており、木曜日は練習を休んだものの、金曜日にはフル参加とされていた。一部の練習を欠席することは、チーム史上2人しかいない、11回以上キャプテンに選出された選手の1人にとっては珍しいことではない。

スティーラーズとヘイワード側の間で話し合いは行われているが、ヘイワードがジェッツ戦への出場を明言するほどの進展がないのが現状だ。

「もっと楽観的になれるといいんだけど」と報道陣に語ったヘイワードは「でも、今はこの瞬間に集中しようとしている。すべての質問に答えられるわけじゃない。あとはじっと待って何が起こるか見てみるだけだ」と続けた。

2023年NFLウォルター・ペイトン・マン・オブ・ザ・イヤーを受賞したヘイワードは自身の状況が不透明であることを認めている。

「俺が言えるのは、家族と何度も厳しい話し合いをする必要があったということだけ。今はあらゆることに備えている」とヘイワードは語った。

ヘイワードが欠場すれば、スティーラーズは3人の先発ディフェンシブラインマン(DL)のうち2人を欠いた状態でジェッツのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズと対峙することになる。昨季をスティーラーズで過ごし、オフシーズンにジェッツと契約したフィールズは、リーグ屈指のラン能力を誇るクオーターバックだ。また、スティーラーズではドラフト1巡目指名を受けたDTデリック・ハーモンも膝のケガで離脱している。

もしヘイワードが欠場すれば、昨季に続いて先発を務めるディフェンシブラインマンはDTキアヌ・ベントンのみとなる見込みだ。他のポジションは新人のワイエイ・ブラックやアイザイア・ラウダーミルク、新加入のダニエル・エクアーレによって構成され、必要に応じてローガン・リーやエセジ・オトメウォもそのグループに加わる可能性がある。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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