ラムズQBスタッフォードがキャリア通算6万パスヤード越えを達成した10人目の選手に
2025年09月08日(月) 09:20
ロサンゼルス・ラムズのクオーターバック(QB)であるマシュー・スタッフォードが、キャリア17回目のNFLシーズンの初戦でエリートクラブの仲間入りをした。
現地7日(日)、ヒューストン・テキサンズに14対9で勝利した試合の第4クオーターで、スタッフォードはワイドレシーバ―(WR)プカ・ナクアに6ヤードのパスを通し、キャリア通算6万ヤードを突破している。この記録を達成したのはNFL史上10人目だ。
日曜日を迎えた時点で、スタッフォードはキャリア通算5万9,809パッシングヤードをマークしており、6万越えまであと191ヤードだった。日曜日の試合で245ヤードを記録したスタッフォードの現在の数字は、6万0,054ヤード。試合終盤にナクアに投じた最後の24ヤードのパスで、勝利を確定させている。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、キャリア通算223試合目で6万ヤードを達成したことで、スタッフォードはこの記録まで2番目に早く到達したQBマット・ライアンと並ぶという。最速は215試合で達成した殿堂選手、ドリュー・ブリーズだ。
歴代最多パッシングヤードでスタッフォードのすぐ前にいるのは、こちらも殿堂入りした選手であるダン・マリーノ(6万1,361ヤード)。37歳のスタッフォードには、歴代8位であるライアン(6万2,792ヤード)の記録を今季中に抜く可能性がある。
「No.9にさらなる歴史が」
More history made for 9️⃣ pic.twitter.com/f0zm1u0Nj6
— Los Angeles Rams (@RamsNFL) September 7, 2025
この偉業は、最終的にスタッフォードのキャリアを評価する際に重要なポイントになる。
スタッフォードにはまた、キャリア通算タッチダウン400回を達成する9人目の選手になる可能性もある。2025年シーズンを迎えた段階で、スタッフォードはタッチダウン377回を数えており、日曜日にはタイトエンド(TE)デイビス・アレンへのタッチダウンパスで378回目をマークした。
2009年NFLドラフトの全体1位で指名されたスタッフォードは、最初の11シーズンをデトロイトで過ごし、ライオンズの歴代最多パッシングヤード(4万5,109ヤード)、同最多タッチダウン(282回)を記録した後、ロサンゼルスで最大の成功をつかんでいる。スタッフォードは南カリフォルニアに移った初年度にラムズを第56回スーパーボウルまで導き、優勝を果たした。
単一シーズンにおけるパッシングヤード、もしくはタッチダウンでリーグトップになったことはないスタッフォードだが、これまで16シーズンに見せてきた投球の正確性、ポケットでの存在感、タフネスによって、パスのエリートクラブに加わっており、そのことは、カントンでの殿堂入りの後押しにもなるだろう。
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