タンパベイ・バッカニアーズは絶好のタイミングで2人の主力選手を復帰させられるかもしれない。

バッカニアーズのヘッドコーチ（HC）トッド・ボウルズが現地26日（金）、ワイドレシーバー（WR）クリス・ゴッドウィン（足首）とオフェンシブタックル（OT）トリスタン・ワーフス（膝）はシーズン第4週のフィラデルフィア・イーグルス戦に向けてクエッショナブルに指定されていると報道陣に明かした。ボウルズHCによると、クオーターバック（QB）ベイカー・メイフィールド（肘）も同様にクエッショナブルで、3選手とも順調に回復しているという。

ゴッドウィン、メイフィールド、ワーフスはディフェンシブエンド（DE）ローガン・ホールとともに、バッカニアーズの最終的な故障者レポートで正式にクエッショナブルとされている。ゴッドウィンは木曜日の練習を欠席した後、金曜日にはフル参加した。

メイフィールドのタフさと意志の強さを考えれば、出場する可能性が高いと考えて差し支えないだろう。しかし、より大きなニュースはゴッドウィンとワーフスが復帰する可能性があることだ。この2人はゴッドウィンがシーズン終了につながる足首のケガに見舞われた2024年シーズン第7週のボルティモア・レイブンズ戦以来、同じフィールドに立っていない。

膝に問題を抱えていたワーフスは7月に手術を受け、トレーニングキャンプをすべて欠席。レギュラーシーズンではまだ1回もプレーしていない。バッカニアーズのオフェンシブラインでは、2度のオールプロ選出経歴を誇るワーフス以外にも負傷者が出ているため、ワーフスが10月までに復帰すれば、チームは切望していたフロントの戦力を得ることになる。

ゴッドウィンは待望の復帰に向けて数カ月にわたり準備を続けてきた。WRマイク・エバンスが先週に見舞われたハムストリングのケガでしばらく離脱する見込みであることを踏まえると、そのタイミングはこれ以上ないほど良いと言えよう。ゴッドウィンがこのまま順調に回復すれば、バッカニアーズは新人のエメカ・エブカとベテランのスターリング・シェパードを中心に編成せざるを得ない状況を回避し、前述の2人とともにゴッドウィンを出場させられる可能性がある。

選手たちの見通しについて静かに楽観視を続けてきたバッカニアーズは、プレシーズンを終えた時点でゴッドウィンとワーフスをアクティブロースターに含める決断を下し、シーズン第5週までに復帰させる可能性を残した。10月が近づく今、その判断は正しかったように感じられ、無敗を維持するバッカニアーズに絶妙なタイミングで活力を与えるかもしれない。

【RA】