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足負傷のカーディナルスQBマレーは練習に復帰もコルツ戦出場はクエッショナブル

2025年10月11日(土) 09:41

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレーとジャコビー・ブリセット

アリゾナ・カーディナルスは3連敗に歯止めをかけることを目指して臨む現地12日(日)の試合で先発クオーターバック(QB)を欠くことになるかもしれない。

QBカイラー・マレーがシーズン第6週に行われるインディアナポリス・コルツ戦に向けてクエッショナブルとされている。マレーは足のケガで水曜日と木曜日の練習を欠席したが、金曜日には制限付きで復帰し、今週の出場にいくらか希望が持てる状況となっている。

マレーは2022年にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂した後、2023年シーズン第9週まで欠場を余儀なくされていた。日曜日の試合を欠場すれば、2023年シーズン第10週以降で初めて先発を逃すことになる。

先発QBが欠場すれば、カーディナルスはパス攻撃とラン攻撃の両方で原動力を失ってしまう。マレーは空中戦をけん引しているだけでなく(パス成功率68.3%、962ヤード、タッチダウン6回、インターセプト3回)、5試合を終えた時点でチーム最多のランヤードを獲得している(キャリー29回で173ヤード)。

マレーの代わりはベテランバックアップQBジャコビー・ブリセットが務める見込みだ。複数のチームを渡り歩いてきた32歳のブリセットは、今季はまだ4回のスナップに参加して1回のパスしか投げていない。2024年シーズンにニューイングランド・ペイトリオッツで先発した5試合では1勝4敗に終わっており、シーズン通算成績はパス成功率59%、826ヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回というものだった。

先発を務める選手は、ランニングバック(RB)のジェームズ・コナーとトレイ・ベンソンの負傷により弱体化したカーディナルス攻撃陣を率い、4勝1敗のコルツと対戦することになる。コルツは今季の5試合を終えた時点で、被得点(試合平均17.8点)で3位、テイクアウェイ(8回)とサック(14回)でともに5位タイにつけている。

カーディナルスは日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間13日(月)2時】からルーカス・オイル・スタジアムでコルツと対戦する予定だ。

【RA】