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カーディナルスQBマレーが中足部捻挫のため、ブリセットがコルツ戦先発に向けて準備

2025年10月12日(日) 15:02

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレーとジャコビー・ブリセット

アリゾナ・カーディナルスのクオーターバック(QB)カイラー・マレーは現地10日(金)に練習へ復帰したものの、その2日後の試合に出場できるほど万全な状態ではないようだ。

カーディナルスはマレーに出場の可能性を残し、日曜日の朝まで最終決定を遅らせているが、チームはコルツ戦でジャコビー・ブリセットを先発出場させる準備を進めていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロが報じた。

ラポポートはさらに、マレーがリスフラン損傷の一種である中足部の捻挫をしていて、無理をすれば悪化する可能性があるため、今週以降も欠場する可能性があると付け加えた。

28歳のマレーは、シーズン第5週のテネシー・タイタンズ戦で、乱れたスナップがフェイスマスクを直撃し、リカバーしようとしてダイブした。その後ブルーテントで診察を受け、ロッカールームに下がって攻撃プレーを2回欠場。週の最初の2回の練習を欠席し、金曜日に制限付きで復帰したが、カーディナルスは彼を回復に専念させるため、試合には出場させないつもりのようだ。

2025年の5試合を通して、マレーのパフォーマンスには波があり、パサーレーティング88.6、パス成功率は68.3%で、962ヤード、タッチダウン6回、インターセプト3回となっている。ランでは173ヤードを走り、タッチダウン1回となっている。

それでもマレーの欠場はカーディナルスにとって大きな痛手だ。チームは3試合連続で非常に僅差(3戦合計で5点差)での敗北を喫している上、ランニングバックのトップ2人を欠いた状態で、NFL2位の得点力を誇るコルツオフェンスと渡り合わなければならない。

32歳のブリセットは、これまで6チームに在籍して、キャリア通算成績は19勝34敗。昨シーズンはニューイングランド・ペイトリオッツの先発として1勝4敗、826パスヤード、タッチダウン2回、インターセプト1回の成績だった。カーディナルスのトップターゲットであるワイドレシーバー(WR)マーヴィン・ハリソンJr.とタイトエンド(TE)トレイ・マクブライドにボールを届ける能力は十分にあるが、オフェンスの爆発力という点での上限はかなり下がることになるだろう。

もしマレーが今週末以降も欠場が必要となった場合、カーディナルスはシーズン第8週のバイウイークを前に、ホームで迎える第7週のグリーンベイ・パッカーズ戦をどうするか考えなければならない。

ひとまず、チームは日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間13日(月)2時】のコルツ(4勝1敗)との試合で、連敗を3で食い止めることを目指す。

【M】