ドルフィンズ対ブラウンズ戦は2006年以来となる左利きQB同士の対決に
2025年10月17日(金) 10:31
シーズン第7週、クリーブランドではサウスポー対決が繰り広げられる見込みだ。
トゥア・タゴヴァイロア率いるマイアミ・ドルフィンズとディロン・ゲイブリエル率いるクリーブランド・ブラウンズの試合は、左利きのクオーターバック(QB)同士の対決となる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、左利きのQB同士が対決するのは1950年以降でわずか24回目だという。こうした対決が実現するのは約20年ぶりであり、前回は2006年シーズン第2週にアトランタ・ファルコンズのマイケル・ヴィックがタンパベイ・バッカニアーズのクリス・シムズを破った。
また、この試合はハワイ出身の選手同士の対決にもなる。その事実を指摘されたゲイブリエルは、人生で一度だけタゴヴァイロアと対戦したことがあると明かした。
現地15日(水)、ゲイブリエルは「もちろん、ハワイでプレーしていたから、誰もがトゥアのことを知っていた」と話している。
日曜日の試合は、シムズが2010年シーズン終了後に引退して以来、彼が関与しない初の左利きQB同士の対決となる。直近5回の左利き対決はいずれもシムズが関わっていた。また、今回の試合は1950年以降でブラウンズかドルフィンズが関与する左利きQB同士の対決として3度目の例にもなる。
ドルフィンズが左利きQBを擁して左利きQBと対戦したのは1993年が最後で、スコット・ミッチェル率いるドルフィンズはブーマー・アサイアソン率いるニューヨーク・ジェッツに27対10で敗れた。一方、ブラウンズが左利きQB同士の対決を最後に経験したのは1984年シーズン第8週で、この試合ではアサイアソン率いるシンシナティ・ベンガルズがポール・マクドナルド率いるブラウンズを12対9で破った。
ブラウンズとドルフィンズがともに1勝5敗であることを踏まえると、日曜日の試合に大きな注目が集まることはないだろう。とはいえ、左利きのクオーターバックが対決するという珍しさは人々の関心を引くはずだ。この日は強い突風が予想されており、予想外の展開が生まれる可能性もある。
【RA】