クオーターバック（QB）アーロン・ロジャースは名門チームでの1年目を迎えたばかりだが、すでにピッツバーグ・スティーラーズ史上最も実績のあるパサーの記録を抜いている。

ロジャースは、スティーラーズの歴代最多パスヤード保持者であり、同じ世代のQBとして活躍していたベン・ロスリスバーガーの記録を超え、キャリア通算パスヤードで単独5位に浮上した。

現地16日（木）夜に行われているシンシナティ・ベンガルズ戦を迎えるにあたり、ロジャースがロスリスバーガーの記録（6万4,088ヤード）を超えるには116ヤードが必要だった。ロジャースは第2クオーターでランニングバック（RB）ジェイレン・ウォーレンに15ヤードのパスを通した際にそれを達成している。

2025年シーズンが最後のシーズンになる可能性が高いと示唆していることから、ロジャースは通算パスヤードで5位につけた状態で引退することになりそうだ。

「NFLの歴代パスヤードで5位に躍り出たアーロン・ロジャース、おめでとう！」

Congratulations to Aaron Rodgers for moving into fifth place on the NFL’s all-time passing yards list! pic.twitter.com/3rDyNRSl15

— Pittsburgh Steelers (@steelers) October 17, 2025

ロジャースは現役選手の通算パスヤードで首位に立っており、2位につけているのはロサンゼルス・ラムズのQBマシュー・スタッフォードだ。スタッフォードはシーズン第7週にロンドンで臨むジャクソンビル・ジャガーズ戦を前に、6万1,493ヤードで歴代9位に位置している。

ロジャースが今シーズン以降もプレーを続ければ、2026年にはもう1人のなじみ深い選手であるブレット・ファーブに追いつく可能性もある。ファーブは7万1,838ヤードで歴代4位だ。かつてロジャースとファーブはグリーンベイ・パッカーズでチームメイトだった。

今シーズン序盤、ロジャースは通算タッチダウン数でファーブの記録（508回）を超えている。

どのような形でキャリアを終えるにせよ、ロジャースはすでに初回投票で殿堂入りが決まるようなキャリアを築いてきた。

そして、ロジャースは木曜日にまた1つ歴史的な記録を達成している。

【RA】