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コマンダースWRマクローリンが再び欠場へ、「まだ準備が整っていない」

2025年10月18日(土) 10:58

ワシントン・コマンダースのテリー・マクローリン 【AP Photo/Derik Hamilton】

ワシントン・コマンダースの主力ワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンの欠場は少なくともあと1週間続く。

ヘッドコーチ(HC)ダン・クインが現地17日(金)、マクローリンはシーズン第7週に予定されているダラス・カウボーイズ戦に出場しないと発表した。マクローリンは大腿四頭筋のケガでシーズン第4週から欠場している。

クインHCは「彼は懸命に取り組んでいるから、もどかしいはずだ」と述べ、こう続けた。

「スピードが武器の選手がこういうケガをするとね。ジョギング程度の動きや、万全じゃない状態では、まだ準備が整っていない。彼は懸命に取り組んでいる。フラストレーションを感じているはずだが、以前よりは回復に近づいている」

「週ごとに様子を見ながら進めてきたが、ハイスピードで試したり負荷をかけたりする必要があるケガは難しく、十分な練習量や反復が必要になる。彼がルートを走る姿などを見られるのは良いことだが、その段階に達しても、まだ完全な状態とは言えない」

コマンダースはマクローリンが不在でも攻撃力を維持しており、直近3試合でいずれも24点以上を挙げ、試合平均192.6パスヤードを獲得している。マクローリンの離脱期間中にクオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズも2試合を欠場したことから、コマンダースはベテランバックアップQBマーカス・マリオタを司令塔に据え、オフシーズンに加入したディーボ・サミュエルを筆頭とする手薄なワイドレシーバー陣と共に戦わざるを得なかった。

コマンダースはダニエルズ不在の試合で1勝1敗となり、マクローリンを欠いた3試合中1試合で勝利を挙げた。

サミュエルもかかとの打撲により、日曜日の出場可否が不透明だ。クインHCが29歳のサミュエルの出場について楽観的な見方を示した一方で、サミュエル本人は“厄介な”かかとのケガについて“様子を見て判断しなければならない”と報道陣に述べている。

クインHCは「今日は十分に練習ができていた。どこまで増やせるかを見極めるつもりだったから、今日、すべての練習をやり遂げる姿を見られたのは良かった」とコメント。

サミュエルは練習への参加が限定的だったため、正式にクエッショナブルとされており、肩とふくらはぎのケガを抱えるタイトエンド(TE)ザック・アーツも同様にクエッショナブルとなっている。

コマンダースは月曜夜にシカゴ・ベアーズに惜敗したが、ダニエルズは263スクリメージヤード(211パスヤード、52ランヤード)を記録し、幸いにも本来の調子を取り戻したように見えた。苦戦しているカウボーイズのディフェンス相手であれば、マクローリンが不在でもコマンダースは容易に攻撃を進められるはずだ。それはコマンダースがマクローリンの復帰に慎重な理由の1つとなっている。

【RA】