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トレードを望まず、セインツ以外なら引退した方がいいとほのめかすRBカマーラ

2025年10月18日(土) 11:42

ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Adam Hunger】

9シーズンにわたってニューオーリンズ・セインツに所属してきたランニングバック(RB)アルビン・カマーラはセインツ以外でプレーするつもりがないようだ。

トレードのうわさがささやかれていることについて質問されたカマーラは、他チームでプレーするなら引退した方がいいとの考えをほのめかした。

『ESPN』のキャサリン・テレルによると、カマーラは現地16日(木)にトレードのうわさについて「俺はただ集中して取り組むだけだ」と語り、「分からないけど、もし自分がGM(ジェネラルマネジャー)だったら、選手に“君をトレードするつもりだ。知っておいてほしい”って言うと思う。だからもしミッキー(ルーミス、セインツGM)がそう言ってきたら、どこかでピニャコラーダでも飲むよ」と続けたという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは週末に、ルーミスGMがプロボウルに選出された経歴を持つカマーラのトレードについて問い合わせを受けた後、本人と話をしたと報じている。ラポポートによると、30歳のカマーラはルーミスGMに対し、セインツに残留したいという意向を改めて伝えたという。

カマーラは報道について「どこから出てきたのか分からない。報道について話したとき、俺たちはお互いを見ながら“スパイダーマン”のミームみたいに“お前が何か言ったのか? 俺が何か言ったのか?”って感じだった」とコメントしている。

「どこから出てきたのか分からないけど、俺は十分に言ってきたと思う・・・どこにも行きたくないってね。何度も言ってきたし、誰もが知っているはずだ。ファンも知っている。結局のところ、これはビジネスだ。つまり、俺は上層部には関わっていないし、上の階にオフィスがあるわけでもない。シャーロットにはNASCARのオフィスがあるけど、チームの上層部にはオフィスがないから、会議に参加するわけでもないし、上で何が起こっているかはあまり分かっていない」

カマーラは昨年の契約交渉時も同様に他チームでプレーするつもりはないと述べ、その後に2026年シーズンまでの契約延長を実現させた。

セインツが1勝5敗と再建途上にあることを踏まえれば、他チームがベテラン選手を獲得できる可能性を模索するのは自然なことだ。しかし、ランニングバックを探しているチームは、カマーラ以外の選択肢を探す必要があるだろう。

【RA】