ニュース

膝負傷のジャガーズWR/CBハンターがIR入り、少なくとも4試合を欠場へ

2025年11月01日(土) 10:44

ジャクソンビル・ジャガーズのトラビス・ハンター 【Logan Bowles via AP】

トラビス・ハンターのルーキーシーズンに大きな壁が立ちはだかっている。

ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンが現地10月31日(金)に発表したところによると、ワイドレシーバー(WR)/コーナーバック(CB)のハンターが木曜日の練習中に非接触の状態で膝を負傷し、故障者リザーブ(IR)に登録される見込みだとという。

IR入りに伴い、ハンターは少なくとも4試合を欠場することになる。

「現在はトラビスとチームにとっての最善策を判断するために、ケガの状況を評価しているところだ」とコーエンHCは述べた。

今年のドラフトで全体2位指名を受け、攻守両面でフル出場することを目指してきたハンターは、浮き沈みの激しいシーズン序盤を過ごしている。これまでに出場した7試合では、オフェンスで45回のターゲットに対してキャッチ28回、298ヤードを記録。ディフェンスではパスブレークアップ3回とタックル15回をマークしてきた。

コーエンHCは「彼のことが気の毒で仕方がない。本人も、チームも、すべてにとってね。だが、今のところ彼は元気だ。大きな復活に向けての小さなつまずきさ。そういうことはあるものだ」とつけ加えている。

シーズン最初の7試合の大半で攻撃選手としてプレーしたハンターは、オフェンスで305スナップ、ディフェンスで154スナップに参加。ジャガーズはシーズン後半、特にオフェンス面で、このダイナミックな新人選手により大きな役割を与えることを計画していた。

今後、その計画は少なくとも4週間、場合によってはそれ以上、保留状態となる。

2025年シーズンのジャガーズはオフェンス面で浮き沈みが激しく、現在は4勝3敗と、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)でプレーオフ圏内に入るかどうかが際どい状態にある。ハンターはシーズン第7週にロンドンで敗れたロサンゼルス・ラムズ戦で、今季最高のパフォーマンスを見せたばかりだ。この試合でハンターはターゲット14回でキャッチ8回、101ヤード、タッチダウン1回を記録。いずれもキャリアハイの数字だった。

コーエンHCは「確かに好ましいタイミングではないが、ケガに良いタイミングなんてない」と述べ、「だが、彼の性格や人生への向き合い方、特定の状況への対処法を見て、私はトラビスという人間を心から信頼しているし、コンペティターとして、これまで以上に強くなって戻ってくると確信している」と続けた。

ハンターの離脱に伴い、ジャガーズはキャリア2年目のWRブライアン・トーマスJr.がシーズン序盤の不調から立ち直ることを切望している。

オフシーズンには、ハンターが攻守両面でフル出場できるかについて、疑問や懸念の声が多くあがっていた。しかし、これまでに生じた最大の障害が練習中の予期せぬケガであることは誰も想定していなかっただろう。

【RA】