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NFLがQBジャクソンのステータス指定を誤ったレイブンズに約1,500万円の罰金

2025年11月01日(土) 11:35

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【NFL】

NFLが、現地10月24日(金)にクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンの練習参加状況を誤って報告し、故障者レポートの規定に違反したボルティモア・レイブンズに対して10万ドル(約1,539万円)の罰金を科したと発表した。

罰金を受け入れ、異議申し立てを行わないレイブンズは、声明で次のように述べている。

「ボルティモア・レイブンズが常に誠実に行動し、NFLのガイドラインを完全に遵守することは極めて重要だ。私たちは選手の負傷報告に関して明らかに過ちを犯した。リーグの調査には透明性を持って協力した。私たちが規定に違反したとするNFLの判断を受け入れており、今後、確実に規定を遵守するための措置を講じている」

「私たちは今回の決定に異議を申し立てず、次の(ミネソタ)バイキングス戦に集中している」

シーズン第8週を迎えるにあたり、ジャクソンは金曜日の故障者レポートでフル参加と記され、シカゴ・ベアーズ戦に向けてはクエッショナブルとされていた。レイブンズは土曜日、ジャクソンの金曜日の練習参加状況を“制限付き”に更新し、出場ステータスを除外にダウングレードした。

レイブンズは当時、「ラマー・ジャクソンは日曜日のベアーズ戦を前に、金曜日の練習に姿を現してフルで参加した。本日にさらなる評価を行い、リーグ事務局と協議した結果、ラマーが先発のレップスに加わっていなかったことから、練習参加状況を反映させるべく報告を更新した」と説明していた。

実際、ジャクソンは金曜日にスカウトチームと共に練習しており、これは復帰の準備がまだ整っていないことを示していた。

ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは月曜日に、チームのステータス指定の混乱は“純然たるミス”だと説明。調査を実施したNFLも同じ結論を下している。

レイブンズは調査に全面的に協力し、リーグは最終的に、競争上の優位性を得ることを狙ったものではなく、単なる過失によるものと結論づけた。もし調査で故意または競技上の利得を狙ったものだと判断されていれば、ドラフト指名権の剥奪など、より重い処分が下されていただろう。

ジャクソンが欠場したシーズン第8週は、バックアップQBタイラー・ハントリーがレイブンズを率いてベアーズに30対16で勝利。シーズン第9週を前に、ジャクソンはすべての練習に参加し、ケガの指定は受けていなかった。

ジャクソンは木曜夜に臨んだ復帰戦で4回のタッチダウンを決め、マイアミ・ドルフィンズを28対6で下すのに貢献している。

【RA】