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ドルフィンズLBのチャッブとフィリップス、トレード期限を前に移籍の可能性を把握

2025年11月01日(土) 12:56

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソンとマイアミ・ドルフィンズのブラッドリー・チャッブ【Robby Illanes/Miami Dolphins via AP】

NFLのトレード期限が11月4日(火)に迫る中、木曜夜にボルティモア・レイブンズに大敗したマイアミ・ドルフィンズは売り手に回る可能性がある。

プレーオフ進出を狙うチームはトレード期限を前にパスラッシュの強化を模索しており、2勝7敗のドルフィンズはラインバッカー(LB)のブラッドリー・チャッブ、ジェイラン・フィリップス、マット・ジュードンという3人のトレード候補を擁している。

ドルフィンズに残留するために今オフシーズンにペイカットを受け入れたチャッブは、自身の将来に関するうわさを把握しているものの、トレード市場には注目していない。

『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』によると、チャッブは木曜日の試合後に「神がすべてをコントロールしている。俺のために用意した計画もご存じだ。俺はただ、自分がいる場所で毎日を生きるだけだ」と語ったという。

ドルフィンズは2022年のトレード期限を前にデンバー・ブロンコスとのトレードを成立させ、2023年ドラフト1巡目指名権および2024年ドラフト4巡目指名権と引き換えにチャッブを獲得した。

契約期間はあと2年あるが、保証金が残されていないチャッブは、「フットボールのビジネスの側面は理解している。でも結局のところ、俺はここのやつらが大好きだ。シャツに(キャプテンを意味する)Cを付けているのには理由がある」とコメントしている。

フィリップスとジュードンは今季終了後にフリーエージェント(FA)になる予定だ。ドルフィンズは彼らのどちらかあるいは両方がフリーエージェントとなり、補償指名権を得られるかどうかを確かめるよりも、ドラフト指名権と引き換えにトレードする可能性がある。

フィリップスは才能のある選手だが、ケガによってその成長が妨げられてきた。今季は9試合すべてに出場し、サック3回、クオーターバック(QB)ヒット7回、タックル25回を記録している。

「自分の力ではどうにもできないことだ。ここに残りたいとは思っている」と語ったフィリップスは「でも、トレードされるなら、それも仕方ない」と続けた。

ドルフィンズはオフシーズンに財政面の整理を試みたが、依然として2026年にサラリーキャップを超過すると見込まれている。現時点で来年のドラフト指名権を7つ保有しているドルフィンズは、火曜日までに主力パスラッシャーの1人を放出することで、より多くの資本を確保するかもしれない。

【RA】