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パッカーズTEクラフトがACL断裂で今季絶望

2025年11月04日(火) 09:39

グリーンベイ・パッカーズのタッカー・クラフト【NFL】

グリーンベイ・パッカーズのタイトエンド(TE)タッカー・クラフトの素晴らしいブレイクアウトシーズンが、残念ながら幕を閉じることとなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(月)に報じたところによると、クラフトがカロライナ・パンサーズに敗れた試合で当初の懸念通りACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂していたことが、MRI検査の結果として判明したという。

キャリア3年目のクラフトはパッカーズが16対13で敗れた試合の第3クオーター序盤に負傷。ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーは試合後、クラフトのケガは“良くない様子”だと報道陣に述べていた。

クラフトがここまでの8試合でレシーブ32回を記録し、レシーブヤード(489ヤード)とタッチダウンレシーブ数(6回)でチームトップの成績を収めていることを踏まえると、その離脱はパッカーズにとって大きな痛手となる。

月曜日に25歳の誕生日を迎えたクラフトは、17試合に出場してレシーブ50回、707ヤード、タッチダウン7回を記録した昨シーズンに続き、あらゆる成績でキャリアハイを更新するペースで活躍していた。

TEルーク・マスグレイヴは今後、パスゲームでより大きな役割を任されるかもしれない。現時点の成績はレシーブ9回、88ヤードにとどまっている。ジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストが火曜日のトレード期限を前に動きを見せる可能性はあるものの、クラフトの離脱であいた穴を完全に補うことはできないだろう。

ビッグプレーを量産する稀有なタイトエンドであり、ヤードアフターキャッチで驚異的な成績を残してきたクラフトは、2026年の復帰を目指すことになる。そうした中で、パッカーズ(5勝2敗1分)は2025年シーズンをクラフト不在で戦い抜かなければならなくなった。

【RA】