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チャージャーズOTアルトが足首の手術へ、今季終了

2025年11月04日(火) 11:04

ロサンゼルス・チャージャーズのジョー・アルト【AP Photo/John Amis】

ロサンゼルス・チャージャーズのシーズン第9週の勝利には大きな代償が伴っている。

現地3日(月)、チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーはオフェンシブタックル(OT)ジョー・アルトが足首を負傷し、シーズン終了を意味する手術が必要になると明かした。

アルトは日曜日に27対20で勝利したテネシー・タイタンズ戦の第2クオーターに右足首を負傷し、カートに乗せられてフィールドを後にした。アルトの代役として起用されたのはジャマリー・サリヤーだった。

今シーズン序盤に右足首を捻挫し、3試合を欠場したアルトは、10月23日にチャージャーズがミネソタ・バイキングスに圧勝した試合で復帰。その試合の序盤から存在感を放ったアルトは、多くの人が見守るサーズデーナイトフットボールで、クオーターバック(QB)ジャスティン・ハーバートがバイキングス守備陣を打ちのめすための時間を確保するのに貢献した。

その恩恵はおよそ6クオーターしか続かなかった。アルトの離脱により、すでに控え選手に頼っていたタックル陣はさらに手薄になっている。チャージャーズではラショーン・スレーターが全試合を欠場することがシーズン開幕前に決まっていた――これによりアルトがライトタックル(RT)からレフトタックル(LT)に移動――ほか、代役のRTボビー・ハートもタイタンズ戦で鼠径部を負傷して第1クオーターに退場を余儀なくされた。

ハートが復帰できなければ、チャージャーズは先発OTとしてサリヤーとトレイ・ピプキンスを起用せざるを得ないという現実に直面することになる。ピプキンスには先発経験があるものの、フロントオフィスがここ数年のオフシーズンで戦力強化を図る必要がないと判断できるだけの結果は残せていなかった。

チャージャーズ(6勝3敗)はAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ争いの真っ只中にあるが、どこまで進めるかはハーバート次第だと自覚している。それは同時に、チームがどれだけハーバートを守れるかにもかかっている。日曜日の試合では低迷するタイタンズ相手に辛勝したものの、シーズン最多となる6回のサックを許した。

また、タフな新人ランニングバック(RB)オマリオン・ハンプトンがすぐに復帰する見込みもない。ハーボーHCは月曜日に報道陣に対し、ハンプトンが復帰可能となるのはシーズン第12週のバイウイーク後になる見込みだと述べている。

オフェンシブラインに大きな懸念を抱えるチャージャーズが、火曜日のアメリカ東部時間16時にトレード期限を迎える前に補強策を検討しても驚くべきではない。

【RA】