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ヒップドロップタックルを繰り返したコマンダースLBルブに1試合の出場停止処分

2025年11月04日(火) 12:38

ワシントン・コマンダースのフランキー・ルブ【Brooke Sutton via AP】

NFLが現地3日(月)、ワシントン・コマンダースのラインバッカー(LB)フランキー・ルブが選手の安全と健康を守るためのプレー規則の違反を繰り返したため、無給での1試合の出場停止処分を科すと発表した。

コマンダースが日曜夜にシアトル・シーホークスに敗れた試合で、ルブはヒップドロップタックルを行ったと判断された。ルブがこの反則を取られたのは今季3度目だ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、ルブは出場停止処分に異議を申し立てる意向だという。出場停止処分が確定した場合、ルブは50万8,333ドル(約7,840万円)のゲームチェック(試合ごとに受け取る報酬)を没収される見込みだ。

リーグが発表した声明の一部には、「シアトル対ワシントン戦の第1クオーターで、ルブは規則12第2条第18項(a)(b)に違反した。この条項では、選手が以下の技法を用いてランナーを倒した場合、反則になると定められている。:(a)片手または両手でランナーをつかむ、もしくは両腕でランナーを包み込み、(b)自分の体重を支えずに腰と下半身の両方、あるいはどちらか一方を回転させながら落とし、膝または膝より下の位置でランナーの脚に着地および/または捕捉する場合」と記されている。

ルブはシーズン第4週と第8週にもヒップドロップタックルで罰金を科されていた。

異議申し立ての結果を待つ中、ルブはシーズン第10週の9日(日)に予定されているデトロイト・ライオンズ戦を欠場する見込みだ。

29歳のルブはNFLで8年目、コマンダースでは2年目を迎えている。今季は9試合に先発してタックル50回、サック2回、タックルフォーロス4回を記録してきた。

ルブの出場停止処分が報じられた月曜日には、日曜日の試合でコーナーバック(CB)マーション・ラティモアがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、ワイドレシーバー(WR)ルーク・マカフリーが鎖骨を骨折し、クオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが肘を脱臼したとも伝えられており、コマンダースにとっては波乱に満ちた1日となっている。

【RA】