トラビス・ハンターの二刀流続行の判断を下すのは「時期尚早」とジャガーズHCコーエン
2025年11月13日(木) 10:11
ワイドレシーバー(WR)/コーナーバック(CB)トラビス・ハンターがシーズン終了につながる手術を受けたことは、2026年に向けて復帰した際にハンターが二刀流でプレーを続ける妥当性について疑問が生じるきっかけとなった。
現地12日(水)、ジャクソンビル・ジャガーズのヘッドコーチ(HC)リアム・コーエンはそうした質問を受け流している。
『ESPN』によると、コーエンHCは「彼が二刀流でプレーを続けるかどうかなど、たくさんの疑問があるのは理解している」と述べ、こう続けたという。
「そうした議論は時期尚早だ。結局のところ、このロースターに名を連ねるすべての選手と同様に、ハンターもシーズン終了時に評価を受けることになる。私たちは比較的良い部分、特に素晴らしい部分を3つずつ伝え、継続的に改善すべき点、強化すべき点も提示することになる。だが、今は日曜日の(ロサンゼルス)チャージャーズ戦に全力を注ぎ、必ず勝利を収めることに集中している」
ドラフト全体2位指名を受けたハンターは今週、右膝のLCL(外側側副靭帯/がいそくそくふくじんたい)を修復する手術を受けた。
『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、ハンターは7試合で攻撃スナップ305回、守備スナップ154回に出場し、スペシャルチームとしても3プレーに参加したという。ハンターは攻撃選手としてキャッチ28回で298ヤード、タッチダウン1回を記録し、守備ではパスブレークアップ3回、タックル15回をマークした。
練習中に負傷する前、より多くの役割を担う準備が整っているように見えたハンター。最後に出場した試合ではキャッチ8回、101ヤード、タッチダウン1回を記録し、今季最高のパフォーマンスを発揮した。また、セカンダリーに負傷者が相次いでいる状況を受け、ディフェンスでのスナップが増える可能性もあった。しかし、今となってはすべて仮定の話に過ぎない。
ジャガーズがトレードアップしてドラフト全体2位で二刀流選手を指名した後、ハンターが攻守両面でフルタイムでプレーできるかどうかについては激しい議論が巻き起こった。ロサンゼルス・ラムズのWRデイバント・アダムスをはじめとし、現役選手の中にもハンターが高いレベルで両ポジションを担うことに懐疑的な見方を示す者がいた。
シーズン第2週にシーズン最多となる81スナップに参加したハンターは、1試合平均66スナップを記録していた。
練習中の負傷だったが、ハンターが両ポジションをフルで担うのが妥当かどうかという議論が収束することはない。ハンターがリハビリを終えた後、コーエンHCはオフシーズンにこの問題に取り組むことになるだろう。
「間違いなく、このプロセス全体が学びの機会となったと思う」と述べたコーエンHCはこう続けた。
「だが、何より重要なのは本人を理解できたことだった。コンペティターとしての性質、学び方、取り組み方、戦い方、練習の仕方など、貴重な情報を得ることができたし、今後はそれを生かし、実際に練習に反映させていくことができる」
【RA】



































