パンサーズSモーリグに49ers戦でのスポーツマンシップに反する行為で1試合の出場停止処分
2025年11月26日(水) 12:02
カロライナ・パンサーズのセーフティ(S)トレボン・モーリグが、現地24日(月)に20対9で敗れたサンフランシスコ・49ers戦でスポーツマンシップに反する行為をしたとして、NFLから1試合の出場停止処分を科されたとリーグが火曜日に発表した。
モーリグは第4クオーターのプレー後、49ersのワイドレシーバー(WR)ジャワン・ジェニングスの股間付近を殴打。NFLによれば、モーリグは相手選手に拳を振るう、前腕を打ちつける、蹴りを入れるといった行為が含まれる「スポーツマンシップの一般的な原則に反する行為」を禁ずる第12条3節1項に違反したという。
試合終了後、ジェニングスはモーリグの顔を殴って応じた。NFLはジェニングスの行為について罰金の可能性を検討しているものの、出場停止処分を受けるのはモーリグのみだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは伝えている。
モーリグは9勝2敗のロサンゼルス・ラムズと対戦するシーズン第13週の試合を終えた現地12月1日(月)に、パンサーズのアクティブロースターに復帰する見通しだ。
この処分について、モーリグは異議申立てを行うこともできる。
NFLで5年目を迎える26歳のモーリグは、今季ここまでバックフィールドの中心として12試合すべてに先発出場。2021年のドラフト2巡目でラスベガス・レイダースに指名され、ルーキー契約の満了に伴い今年のオフシーズンにパンサーズへ加入した。今季はタックル81回、パスディフェンス2回、サック1回、インターセプト1回を記録している。
異議申立てが認められなければ、モーリグはラムズ戦を欠場することになる。ラムズはクオーターバック(QB)マシュー・スタフォードを軸に、ワイドレシーバーのデイバント・アダムスとプカ・ナクア、ランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズ、さらに複数のタイトエンド(TE)へとボールを散らす強力な攻撃陣を誇る。さらに追い打ちをかけるように、パンサーズは月曜日の試合で脳しんとうにより途中退場したスターコーナーバック(CB)ジェイシー・ホーンを欠く可能性もある。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区の覇権を巡ってタンパベイ・バッカニアーズと激しい争いを繰り広げる中、6勝6敗のパンサーズは、主力の一人を欠いたままカンファレンス最強チームとの日曜日の一戦に臨む可能性が高い。
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