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レイブンズとTEアンドリュースが3年61億円の契約延長に合意

2025年12月04日(木) 11:36

ボルティモア・レイブンズのマーク・アンドリュース【Michael Owens via AP】

タイトエンド(TE)マーク・アンドリュースが近いうちにボルティモア・レイブンズを離れることはない。

現地3日(水)、レイブンズがチーム史上最多の通算レシーブ記録を誇るアンドリュースと、2,600万ドル(約40億3,982万円)保証の3年3,930万ドル(約61億0,634万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じた。

チームは最初の報道が出た直後に、アンドリュースの契約延長について正式に発表している。

レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタは声明で次のように述べた。

「マーク・アンドリュースとの3年契約延長を発表できることを、うれしく思うと同時に誇りに思っている。マークはレイブンズの歴史に名を残す選手だ。トップクラスの競争力とプロボウル選出経験を持つタイトエンドであると同時に、ボルティモアコミュニティにとっても重要な存在だ」

アンドリュースは今回の契約延長に合意するまで、2021年シーズン開幕前に締結した4年5,600万ドル(約87億0,114万円)の契約の最終年にあった。

その契約期間が終わりに近づいていたことから、アンドリュースはほぼ1年間にわたりレイブンズ関連のニュースで話題となっていた。オフシーズンには、サラリーキャップ節約のためのカット候補やトレードの交渉材料になると考えられており、2025年シーズン序盤にチームが出遅れた際にも、再びトレードのうわさが浮上していた。

結局のところ、レイブンズはアンドリュースを手放すつもりはなかった。今回の契約延長により、レイブンズは8シーズンのキャリアでプロボウルに3度、オールプロに1度選出され、通算でレシーブ473回、5,862ヤード、タッチダウン56回を記録してきたアンドリュースを確保。この契約は、2018年ドラフト3巡目でレイブンズに指名されたオクラホマ大学出身のアンドリュースがこのチームで現役を終える可能性があることを示唆している。

シーズン第11週にフランチャイズのレシーブ記録を更新したアンドリュースが、不確実なオフシーズンを過ごすことなく、ルーキーシーズンからずっと成功に導いてきたレイブンズとの契約で将来を保証されるのは、当然の成り行きだと言えよう。

同じドラフトで指名されたクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは、お気に入りのターゲットがチームに残留すると知って喜んでいるはずだ。今回の動きがレイブンズ攻撃陣のもう1人の(より若手の)TEアイザイア・ライクリーと、その満了間際の契約にどう影響するかはいずれ明らかになるだろう。

【RA】