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銃撃から約2週間で施設に戻り、チームメイトを驚かせたジェッツCBボイド

2025年12月04日(木) 12:24

ニューヨーク・ジェッツのクリス・ボイド【AP Photo/Adam Hunger, File】

ニューヨーク・ジェッツのコーナーバック(CB)クリス・ボイドがマンハッタンのミッドタウンで腹部を撃たれてからわずか2週間余りでチームの施設に戻ってきた。

『ESPN』はボイドが現地3日(水)に施設に戻り、チームメイトを驚かせたと報じている。また、ボイドはスペシャルチームのミーティングに出席し、最後にその内容を説明した後、選手やコーチと会話を交わしたという。

先週水曜日の夜、ボイドは“健康上の問題”で再び入院することになったと『Instagram(インスタグラム)』に投稿し、より多くの情報を提供できないことについては理解を求めていた。

ボイドは「退院できたけど、健康上の問題で再び入院しなければならなくなった。すべてに返事はできないけど、祈りを捧げたり連絡をくれたりした皆さん1人ひとりに愛と感謝を抱いている」と投稿。

その2日後、ボイドは「父なる神よ、あなたが必要だ。これは伝説になりそうだ!」と投稿したが、それ以降に新たな情報は出ていなかった。

11月16日午前2時過ぎ、ボイドはマディソン・スクエア・ガーデンとタイムズスクエアの中間地点付近で銃撃を受けた。警察によると、29歳のボイドは腹部を撃たれた後、ベルビュー病院に搬送されたという。犯人は現場から逃走した。

ニューヨーク市警はボイド銃撃事件で指名手配中の男の監視カメラ映像を公開したが、逮捕者はまだ出ていない。

銃撃を受けた3日後、ボイドは自身のインスタグラムのストーリーズに「回復しつつあり、自力で呼吸できるようになってきた」と投稿。その後に退院したが、先週水曜日の深夜に再入院が必要となった。

タイトエンド(TE)ジェレミー・ラッカートはESPNに「彼に会えて最高だった」と話している。

「今日彼に会えるとはまったく思っていなかったし、知らなかったから、希望に満ちた前向きな姿を見ることができたのはうれしい驚きだった」

ボイドはジェッツでの初年度にあたる今シーズンにまだプレーしていない。シーズン終了につながる肩の負傷で手術が必要になり、8月18日に故障者リザーブ(IR)に登録されたからだ。

テキサス州で生まれ、テキサス大学でプレーしていたボイドは、2019年ドラフト7巡目でミネソタ・バイキングスに指名され、最初の4シーズンを同チームで過ごしていた。2023年にはアリゾナ・カーディナルスと契約し、そのシーズン後半に練習生としてヒューストン・テキサンズに加入。そして、今年3月にジェッツと1年160万ドル(約2億4,876万円)の契約を結んだ。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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