肩の手術を受けたイーグルスDTカーター、週毎の経過観察に
2025年12月05日(金) 08:36
フィラデルフィア・イーグルスのディフェンシブタックル(DT)ジェイレン・カーターはプロボウルに選出された2024年シーズンに続く今季、数々の困難に見舞われてきた。そして、現地4日(木)には新たな問題に直面している。
カーターは今週、両肩の問題に対処するために手術を受け、週毎の経過観察とされていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じた。ラポポートはカーターが月曜夜に実施されるロサンゼルス・チャージャーズ戦を欠場するとつけ加えている。
イーグルスが第59回スーパーボウルに出場した2024年シーズンに破壊的な力を見せつけていたカーターだが、2025年シーズンはほとんど本来の力を発揮できていない。シーズン初戦では、最初のプレーの直前にダラス・カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットに唾を吐きかけたことにより、ベンチに下げられることになった。その翌週には復帰したものの、トレーニングキャンプ中に初めて表面化した肩の不調に悩まされ続け、シーズンを通してパフォーマンスや出場機会を制限されている。
ブラックフライデーにシカゴ・ベアーズに敗れた試合――この試合でイーグルス守備陣は相手に281ランヤードの獲得を許した――で、カーターのスナップ数は全体の70.1%にとどまった。今シーズンにスナップ率が71%を下回ったのはこれが2度目だ。
ディフェンスのパフォーマンスは期待外れとなっており、イーグルスはもはやカーターの不調を隠し通すことができなくなっている。水曜日、守備コーディネーター(DC)ビック・ファンジオはカーターが夏に制限を受ける原因となった肩の問題を現在も抱えており、それによる影響を受け続けていることを認めた。その翌日にカーターが手術を受けたというニュースが出たことで、一時は謎めいていた状況が明らかになっている。
カーターが手術を受けたのは、プレーオフゲームに出場し、生産性を発揮できるようにするためだと思われる。このタイミングで手術を受けておき、重要な試合に臨む前に状態を整えるための時間を最大限確保できれば理想的だ。
カーターが離脱している間、イーグルス(8勝4敗)は、ジョーダン・デイビスやモロ・オジョモ、そしてトレード期限直前に加入して短期間ですでに貴重な戦力であることを証明しているジェイラン・フィリップスを含むフロント陣で踏ん張ることになる。
シーズン第14週のマンデーナイトフットボールでチャージャーズと敵地で対戦するイーグルスは、彼らが最高のパフォーマンスを発揮することを望むだろう。
【RA】



































