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2025年ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーのチーム代表32名が発表

2025年12月05日(金) 15:05

【NFL】

NFLは現地4日(水)、2025年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの候補となる32チームの代表選手を発表した。『Nationwide(ネイションワイド)』が協賛する同賞は、フィールドでの活躍に加え、フットボールの枠を超えて社会に前向きな影響をもたらす活動に取り組む選手を称える、リーグで最も名誉ある賞だ。

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは「ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーは、フィールド内外で優れた活動を見せた選手を称える、リーグで最も尊い栄誉だ」と述べた。

「今回選出された32名はNFLの最高峰であり、チームと地域社会に日々貢献し続ける姿が、ウォルターのレガシーを今も受け継いでいる」

今年のチーム代表選手は以下の通り。

チーム 代表選手
アリゾナ・カーディナルス ケルビン・ビーチャム
アトランタ・ファルコンズ A.J.テレル
ボルティモア・レイブンズ デリック・ヘンリー
バッファロー・ビルズ ディオン・ドーキンズ
カロライナ・パンサーズ オースティン・コルベット
シカゴ・ベアーズ D.J.ムーア
シンシナティ・ベンガルズ テッド・カラス
クリーブランド・ブラウンズ グラント・デルピット
ダラス・カウボーイズ ソロモン・トーマス
デンバー・ブロンコス ギャレット・ボールズ
デトロイト・ライオンズ D.J.リーダー
グリーンベイ・パッカーズ ジョーダン・ラブ
ヒューストン・テキサンズ アジーズ・アル・シャイア
インディアナポリス・コルツ ケニー・ムーア
ジャクソンビル・ジャガーズ ローガン・クック
カンザスシティ・チーフス トラビス・ケルシー
ラスベガス・レイダース マックス・クロスビー
ロサンゼルス・チャージャーズ キャメロン・ディッカー
ロサンゼルス・ラムズ カイレン・ウィリアムズ
マイアミ・ドルフィンズ ブラッドリー・チャッブ
ミネソタ・バイキングス C.J.ハム
ニューイングランド・ペイトリオッツ ハンター・ヘンリー
ニューオーリンズ・セインツ デマリオ・デービス
ニューヨーク・ジャイアンツ ボビー・オケレーケ
ニューヨーク・ジェッツ クインシー・ウィリアムス
フィラデルフィア・イーグルス ジョーダン・メイラタ
ピッツバーグ・スティーラーズ アレックス・ハイスミス
サンフランシスコ・49ers カーティス・ロビンソン
シアトル・シーホークス ジュリアン・ラブ
タンパベイ・バッカニアーズ ベイカー・メイフィールド
テネシー・タイタンズ ジェフェリー・シモンズ
ワシントン・コマンダース ボビー・ワグナー

32名のチーム代表選手は、第60回スーパーボウルが開催される週にベイエリアでその功績が称えられる予定だ。2025年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーの受賞者は、2月5日(木)に放送されるプライムタイム番組『NFL Honors(NFLオナーズ)』で発表される。

今年の代表選手は、競技の枠を超えて幅広い社会貢献活動に取り組んでおり、支援を必要とする地域の後押しや、若者が健全な生活を送るための取り組みなど、多岐にわたる活動を続けている。各代表選手が選んだ慈善団体には最大4万ドル(約620万円)、受賞者が選んだ非営利団体には最大25万ドル(約3,876万円)が贈られる。これらの資金はすべて『NFL Foundation(NFL財団)』とネイションワイド財団からの寄付だ。

ファンは今年も、ネイションワイドが実施する恒例のチャリティチャレンジに参加できる。この取り組みは、ファンが気に入った代表選手を応援できるオンラインとSNSを用いたコンテストだ。ファンは『X(旧ツイッター)』で選手のフルネームまたはアカウント名とともに“#WPMOYChallenge”のハッシュタグをつけて投稿するか、『NFL.com/ManOfTheYear』から直接投票することができる。最も多くの投稿とオンライン投票を集めた選手の慈善団体には、ネイションワイドから追加で3万5,000ドル(約542万円)、2位と3位の団体にはそれぞれ1万ドル(約155万円)と5,000ドル(約77万円)が贈られる。チャリティチャレンジの投票期間は12月4日から2026年1月5日までとなる。

ネイションワイドの上級副社長兼チーフ・マーケティング・オフィサーであるアン・ベアは次のように語っている。

「ネイションワイドは、思いやりと地域支援の文化を大切にしてきた企業として、今年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーのチーム代表選手たちの献身的な取り組みを称えることができて光栄です」

「彼らが支援する活動を広く伝え、その貢献がフィールドをはるかに超えて大きな影響をもたらしていることを称えられることを誇りに思っています」

1970年に設けられたこの賞は、プロフットボール殿堂入りを果たしたベアーズのレジェンドである故ウォルター・ペイトンに敬意を表し、1999年に現在の名称へと改称された。それ以来、この名誉ある賞はレジェンドと現役選手を合わせて58名に授与されており、現役選手では昨季の受賞者であるジャガーズのアリク・アームステッドをはじめ、スティーラーズのキャメロン・ヘイワード、カウボーイズのダック・プレスコット、ジャイアンツのラッセル・ウィルソン、カーディナルスのカライス・キャンベルの5名が名を連ねている。これらの選手はシーズンを通してジャージーにマン・オブ・ザ・イヤーのパッチをつけてプレーしており、フットボールと地域社会への多大な貢献が称えられている。

レギュラーシーズン第14週から最終週まで、今年の代表選手はフィールド内外での功績を称える特別なマン・オブ・ザ・イヤーのヘルメットデカールを着用する。また、一部のスタジアムでは、トロフィーをかたどったシルエットがあしらわれたゴールポストラップが設置される予定だ。

今季からの新しい取り組みとして、『Homage(オマージュ)』がウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーをモチーフにした“グラディエーター”製品を制作する。この製品はトロフィーに着想を得たもので、今年の代表選手の功績を称えるアイテムとなっている。32名のチーム代表選手全員にこの特別な製品が贈られる。ファンは、自身が地域社会をどのように支えてきたかを共有することで『NFL.com/ManOfTheYear』からグラディエーターTシャツが当たるキャンペーンに参加できるほか、Homage.comでTシャツを直接購入することもできる。

今回初めて、ファンはグラディエーターパッチ付きのアームステッドのジャージーを購入できるようになった。数量限定で『NFLShop.com』、『Fanatics.com』、ジャガーズのオンラインストアで販売されている。

NFLはウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤー関連商品の売上から利益を得ておらず、収益はNFL財団を通じて、選手が支援する非営利団体に寄付される。

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