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バイキングスQBマッカーシーが脳しんとうプロトコルをクリア、コマンダース戦出場の見込み

2025年12月06日(土) 10:06

ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシー【AP Photo/Matt Ludtke】

シーズン第14週にミネソタ・バイキングスの先発クオーターバック(QB)の座をめぐる“椅子取りゲーム”を制するのはJ.J.マッカーシーだろう。

マッカーシーが脳しんとうプロトコルをクリアし、現地7日(日)に行われるワシントン・コマンダース戦で先発復帰する見込みだ。キャリア2年目のマッカーシーは出場ステータスでいかなる指定も受けていない。

金曜日、ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルはマッカーシーへのメッセージについて「思い切りやれ、実行に移せ、君の準備はできている」と語った。

「彼は今回のゲームプランを理解しているし、今週はすごくいい練習ができていた。ボールもうまく投げていた。今こそ、これまで話してきた原則を実践するときだ。そして何より大事なのは、彼の判断力と、チームメイトにチャンスを与えてプレーを決められる状況を作ることだ」

マッカーシーはバイキングスがシーズン第13週にシアトル・シーホークスに完敗した試合を欠場したが、今週はすべての練習に参加している。マッカーシーはそれ以前にも、ハイアンクルスプレインで5試合を欠場していた。

「今週は素晴らしかった。彼が日曜日にプレーする姿を見るのが楽しみだ」とオコンネルHCは話している。

2024年NFLドラフト1巡目指名を受けたミシガン大学出身のマッカーシーは、ルーキーイヤーのプレシーズン中に膝を負傷し、レギュラーシーズンの全試合を棒に振った。これまでの短いキャリアで、マッカーシーは出場可能だった29試合中23試合を欠場している。

マッカーシーは今季に出場した6試合で苦戦し、先発として2勝4敗、パス成功率54.1%、試合平均154.8パスヤード、タッチダウン6回、インターセプト10回という成績にとどまっている。

今シーズン、カーソン・ウェンツはマッカーシーの離脱中に5試合に先発したが、肩のケガでシーズン絶望となった。先週にはドラフト外ルーキーのマックス・ブロスマーがマッカーシーの代役を務めたが、NFLデビュー戦で4回のインターセプトを喫するなど、ただただ悲惨な内容だった。

マッカーシーとバイキングス(4勝8敗)は日曜日のアメリカ東部時間13時【日本時間8日(月)3時】にコマンダース(3勝9敗)をホームに迎え、不本意なシーズンの中で何かしらの成果を残すことを目指す。

【RA】