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重要なビルズ戦を前にQBバロウを“キャプテン・アメリカ”に例えるベンガルズWRチェイス

2025年12月06日(土) 12:40

シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイス【Aaron M. Sprecher via AP】

クオーターバック(QB)ジョー・バロウの復帰により、シンシナティ・ベンガルズがプレーオフに進出する望みは再び出てきたものの、現在の成績は4勝8敗で、やるべきことはまだ残されている。

まず、ベンガルズは現地7日(日)に敵地で行われるバッファロー・ビルズ戦で勝つ必要がある。ベンガルズはこの試合にアンダードッグ(勝ち目が薄いチーム)として臨むが、バロウのことを“ダークホース”と呼んではならない。

ワイドレシーバー(WR)ジャマール・チェイスは木曜日に「この状況でアンダードッグと見なされているのはチーム全体であって、ジョー個人ではないと思う」と話している。

「ジョーはまるでキャプテン・アメリカみたいに俺たちを救うんだ。分かるだろ。それはまさに俺たちが、クオーターバックとして、オフェンスやチームのリーダーとして、彼に求めていることだ。彼にはその役割を果たしてもらう必要がある」

“キャプテン・アメリカ”はバロウにぴったりの呼び名だが、チェイスはこれを新たなニックネームにしようと提案しているわけではない。

チェイスは笑顔で「いや違う、それは彼のニックネームじゃない。“Shiesty(シャイスティ)”だ。シャイスティがいい」と語った。

ベンガルズは今季にバロウが先発した3試合ですべて勝利を収めており、その中にはシーズン第13週にボルティモア・レイブンズを32対14で下した試合も含まれる。バロウはターフトウが原因でシーズン第3週から第12週まで欠場しており、その期間のベンガルズは1勝8敗にとどまっていた。

バロウは1970年以降に15試合以上に先発したクオーターバックの中で、12月以降の試合(プレーオフを含む)におけるキャリア通算のパス成功率(71.1%)、試合平均パスヤード(296.0ヤード)、パサーレーティング(105.4)でトップにつけている。また、同じ条件での勝率.783とタッチダウン対インターセプト比(49対15)ではいずれも4位タイに位置している。

バロウが復帰したとはいえ、ベンガルズがプレーオフに滑り込む可能性は依然として低い。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、ベンガルズのプレーオフ進出確率は4%とのこと。つまり、可能性はゼロではない。

チェイスは「俺は何かに挑むときにアンダードッグだと感じたことは一度もない」と強調し、次のように続けた。

「このチームではみんな、どんな試合に臨むときも自分たちがアンダードッグだとは思っていないはず。俺たちを過剰なほどリスペクトしてくれるチームはいっぱいあるし、こっちがアンダードッグになるわけがないんだ。負けた試合にどう対応するかで、アンダードッグかどうか判断される。つまり、あらゆることにどう対応するかが大事なんだ」

【RA】