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49ers対コルツ戦の結果がAFCプレーオフ戦線を動かす(試合結果情報あり)

2025年12月23日(火) 14:57

【NFL】

現地22日(月)、マンデーナイトフットボールでインディアナポリス・コルツがサンフランシスコ・49ersと対戦した。この試合の結果が、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のプレーオフ戦線を動かしている。

コルツが本拠地で、48対27で49ersに敗北した結果、日曜日にそれぞれ勝利したバッファロー・ビルズ、ロサンゼルス・チャージャーズ、ジャクソンビル・ジャガーズがポストシーズン行きの切符をつかんだ。

デンバー・ブロンコスとニューイングランド・ペイトリオッツに続き、新たに3チームのプレーオフ進出が決まったことで、AFCのプレーオフ枠7つ中5つが埋まっている。

2025年シーズンはボルティモア・レイブンズ、シンシナティ・ベンガルズ、カンザスシティ・チーフスといったAFCの強豪チームが不振に陥っているが、ビルズのスーパーボウル制覇への期待は依然として高いままだ。

ビルズは日曜日にクリーブランド・ブラウンズを下し、コルツが49ersに敗れたことで、7年連続のプレーオフ進出を果たすことになった。

昨季にMVPに輝いたクオーターバック(QB)ジョシュ・アレン率いるビルズ(11勝4敗)はやや不安定なシーズンを過ごしている。シーズン初戦から4連勝を収めたものの、シーズン第5週に台頭著しいペイトリオッツに敗れ、その後もアトランタ・ファルコンズやマイアミ・ドルフィンズに予想外の敗北を喫してきた。

とはいえ、現在は順調で4連勝中だ。そうした中でアレンは再びMVP候補に名を連ねている。

スターQBのアレンはここまで、2018年のルーキーシーズンを除くすべてのシーズンでプレーオフ進出を果たしている。

ビルズはレギュラーシーズン最後の2週間でフィラデルフィア・イーグルスやニューヨーク・ジェッツと対戦する予定だ。その後は再びフランチャイズ初のロンバルディトロフィー獲得を目指すことになる。

過去5回のポストシーズンで、アレン率いるビルズはQBパトリック・マホームズ率いるチーフス(4回)とQBジョー・バロウ率いるベンガルズに敗れて敗退してきた。しかし、今シーズンは状況が異なる。アレン率いるビルズは新鮮な顔ぶれがそろうAFCプレーオフの舞台に立つ。

一方、チャージャーズは日曜日にダラス・カウボーイズに勝利したことと、コルツの敗北が重なったことでプレーオフ進出を決めた。

チャージャーズのヘッドコーチ(HC)ジム・ハーボーは就任してから2年連続でチームをプレーオフ進出に導いている。このフランチャイズが連続でプレーオフに進出するのは、サンディエゴ・チャージャーズとして2006年から2009年までの4年間で成し遂げてから初めてだ。なお、2006年はカウボーイズのブライアン・ショッテンハイマーHCの亡き父マーティ・ショッテンハイマーがチャージャーズのヘッドコーチを務め、その後の3年間はノーブ・ターナーがチームを率いていた。

チャージャーズ(11勝4敗)は4連勝を成し遂げると同時にプレーオフ進出を決めている。オフェンシブタックル(OT)のラショーン・スレーターやジョー・アルト、ランニングバック(RB)ナージー・ハリスがシーズン終了のケガに見舞われたうえに、新人RBオマリオン・ハンプトンが故障者リザーブ(IR)入りしていた期間があったにもかかわらず、QBジャスティン・ハーバートは自らも左手を骨折した状態でプレーし、チームをけん引し続けている。

プレーオフの戦績が0勝2敗のハーバートが率いる中、チャージャーズは2018年シーズン以来のプレーオフ勝利を目指す前に、レギュラーシーズンの残り2試合でヒューストン・テキサンズやデンバー・ブロンコスと対戦する予定だ。

チームの掛け声である“デュバル”をぎこちない言い方で披露し、気まずい空気に包まれた就任記者会見から11カ月が経過した今、リアム・コーエンHCはジャガーズをポストシーズンに導いている。

ブロンコス戦での印象的な勝利と、前述のコルツの敗北が重なり、ジャガーズは2022年シーズン以来となるプレーオフ進出を決めた。

トレバー・ローレンスは当時と同様に先発QBを務めているが、2022年シーズンに指揮官を務めていたのは、コーエンHCと同様に就任1年目だったダグ・ペダーソンだった。しかし、コーエンHCはジャガーズの歴史上、新人ヘッドコーチとして初めてチームをプレーオフに導いたヘッドコーチとなっている。

ジャガーズ(11勝4敗)はブロンコスの11連勝を止めると同時に、今季の中でも特に印象的な勝利を挙げた。

ポストシーズンに返り咲くジャガーズはAFC南地区王者の最有力候補となっており、それを成し遂げれば前述の2022年シーズン以来の快挙となる。

現時点で2007年シーズン以来の11勝を挙げているジャガーズは、レギュラーシーズン残りの2試合でコルツとテネシー・タイタンズに勝利すれば、AFC南地区制覇も達成できるだろう。

【RA】