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バイキングスQBマッカーシーが右手のひびでライオンズ戦を欠場、ブロスマーが先発へ

2025年12月24日(水) 08:38

ミネソタ・バイキングスのJ.J.マッカーシー【Brooke Sutton via AP】

ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)J.J.マッカーシーが再び欠場することになった。

ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルが現地23日(火)、マッカーシーが投球側の手の骨に細かいひびが入ったことから木曜日に実施されるデトロイト・ライオンズ戦を欠場すると発表。マッカーシーはシーズン第18週のグリーンベイ・パッカーズ戦には出場する可能性がある。

オコンネルHCはマッカーシーについて「彼の手にごくごく小さなヘアライン骨折が見つかった。今週の復帰は見込めない。手術が必要な状態ではないと思う。回復過程としては、骨挫傷に近い」と述べた。

木曜日にはQBマックス・ブロスマーが今季2度目の先発出場を果たす見込みだ。

マッカーシーは日曜日に16対13で勝利したニューヨーク・ジャイアンツ戦の前半終盤に負傷し、途中退場した。

7勝8敗のバイキングスは今シーズン、マッカーシーが先発した試合で5勝4敗となっている。キャリア2年目のマッカーシーはパス成功率57.3%、1,450ヤード、タッチダウン11回、インターセプト12回を記録してきた。

マッカーシーは波乱に満ちたシーズンの中でポテンシャルを見せてきたが、フィールドに立ち続けることができていない。2024年ドラフト全体10位で指名を受けた後、膝のケガでルーキーシーズンを棒に振ったマッカーシーは、今季も足首の捻挫と脳しんとうで欠場を余儀なくされてきた。

バイキングスはシーズン終盤にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区のライバルとの2連戦に臨む前に、3連勝を収めている。オコンネルHCは今季を通してケガに悩まされてきたマッカーシーを支えてきたが、オフシーズンに入れば、クオーターバックポジションに注目が集まるはずだ。少なくとも、マッカーシーのケガが今後も続く場合に備え、正当な競争相手と保険となる存在が必要になるだろう。

オコンネルHCは「シーズン終盤にかけてJ.J.が本当に大きく前進し、成長してきたことには心底満足し、誇りに思っている」と述べ、こう続けた。

「出場できない時間はあったが、毎日一緒に過ごし、その歩みを共にできたのは、とても楽しい経験だった。それでもJ.J.が成長したのは明らかだ。彼は集中している。ウオークスルーにも参加したし、来週に復帰できることを願いつつ、100%臨戦態勢を整えたいと考えている。しかし、当然ながら私たちは賢明な判断を下し、状況を見極めるつもりだ」

【RA】