カウボーイズQBプレスコット、「勝率5割」でシーズンを終えたいと最終戦出場に意欲
2025年12月27日(土) 08:04
クリスマスの勝利を経て、ダラス・カウボーイズは休養と回復、そして準備に充てる時間を得て最終戦となるシーズン第18週を迎える。
7勝8敗1分のカウボーイズはすでにプレーオフ進出の可能性は消滅しているものの、ニューヨーク・ジャイアンツ(2勝13敗)と対戦するレギュラーシーズンフィナーレはクオーターバック(QB)ダック・プレスコットが出場すれば勝利が期待される一戦だ。ただ、誇りをかけた戦いという意味合いだけになることから、フランチャイズクオーターバックであるプレスコットが実際に出場するかどうかがカギになるだろう。
チームの公式サイトでシーズン第18週に出場したいかと問われたプレスコットは「もちろんだ、疑いの余地はない。このゲームが大好きだし、プレーできるチャンスがあるなら、どんな機会も歓迎だ。もしフィールドに立てるなら、全力を尽くすし、準備もこれまでと同じようにする。みんなが知っている通りの自分でいるつもりだ。出場しないという理由があるかもしれないことも理解しているし、もしそういう話が来たら、その時に対処する」と答えている。
「少なくとも、ショッティ(ブライアン・ショッテンハイマーHC/ヘッドコーチ)や誰かとこの件について話すとすれば、俺は出場する、という内容になるだろう」
紙の上で考えれば、プレスコットの出場は疑問の余地がないようにも映る。しかし、直近の試合では6回サックを受けており、過去1カ月でのサック数は14回に達している。
現地1月5日(月)にはオフシーズンに突入することが確定している中、残り1試合でさらに4クオーターを戦うリスクが見合わないという見方もある。それでもプレスコットは8勝8敗1分でシーズンを終えること、つまり現在の試合数制度においては珍しい「勝率5割」を達成することに大きな価値があると考えており、加えて、負け越さずにシーズンをフィールド上で締めくくることが重要との信念も持っている。
「大きな違いだ」とプレスコットは言う。「大きな誇りがある。それも、俺が出場したい理由のひとつだ。健康な状態で迎えたシーズンで、人生でもキャリアでも、勝率5割を下回ったことは一度もない。その引き分けが、ここで大きな意味を持つ。ものすごく大きな違いだ」
NFLのパスヤードリーダー(4,482ヤード)であり、オフェンスの原動力でもあるQBプレスコットをシーズン第18週に起用するかどうか、ショッテンハイマーHCには、最終判断を下すまでに1週間以上の時間がある。前戦の勝利後のショッテンハイマーHCはこの件について明言を避け、「クリスマスを楽しんで」「エッグノッグを飲む」と語り、その後に考える姿勢を示していた。
プレスコットにとって、ツリーの下で見つけたい“最後のプレゼント”はシーズン第18週の出場機会かもしれない。
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