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スーパーボウル制覇で追われる側に転じたシーホークス、「今は自分たちが最大の標的」とマクドナルドHC

2026年02月10日(火) 09:50

シアトル・シーホークスのマイク・マクドナルド【AP Photo/Jeff Chiu】

シアトル・シーホークスを12年ぶり2度目のスーパーボウル制覇に導いてから24時間もたたないうちに、ヘッドコーチ(HC)マイク・マクドナルドはすでに2026年シーズンを見据えている。

マクドナルドHC率いるシーホークスはこの2シーズン、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)であまり目立たない存在として過ごすという気楽な立場にあった。

第60回スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツに29対13で圧勝したシーホークスは今後、他チームから倒すべき存在と見なされるようになり、マクドナルドHCもそれを理解している。

マクドナルドHCは現地9日(月)、スーパーボウル後の記者会見で「シアトルでは“最先端を追う”という言葉を使っている。そういう姿勢でいなければならない。他の真似をしていてはだめだ。常に最前線にいたい。今は自分たちが最大の標的になっていることは分かっている」と述べた。

「だがやはり、結局はチームの選手と共に限界を押し広げ続けるというメンタリティーが大事だ。そうすれば自分たちのペースで物事を進められる。時には相手に出方を読まれてしまうこともあるだろう。そうなればこちらも動きを変えて対応するしかない。今シーズンも何度かそういう場面があった。それが私たちのやり方だ」

シーホークスは2025年シーズン開幕時に優勝候補と目されておらず、スーパーボウル制覇どころかカンファレンス優勝やNFC西地区優勝すら期待されていなかったが、2026年シーズンはそうした見方にはならないだろう。

第60回スーパーボウルで歴史的なパフォーマンスを見せたシーホークスは、試合開始から47分間ペイトリオッツを無得点に抑え、MVP投票で2位につけたペイトリオッツのQBドレイク・メイに6回のサックを決めるという圧倒的な守備力を発揮した。

マクドナルドHCは月曜日に「面白い話で、土曜夜にチームにも話したのだが、私にはオフィスであれこれ考えるという悪い癖があって、他のコーチとプレーの展開や実行方法について考えてしまうのだが、選手たちと会って彼らの姿を見ると、一瞬にしてそういう心配事は魔法のように消えてしまうのだ」と話している。

「それは彼らのプレーによく表れていたと思う。昨夜は試合序盤から、最後まで自分たちのスタイルで戦うと決心したチームだということが明らかになっていた。その時点で、場所はもはや関係なかった。本当に印象的だったのは、選手たちが試合を通してひたすらそのスタイルを貫いたことだし、彼らのことを誇りに思っている。守備陣が主導した素晴らしい試合だった」

マクドナルドHCやシーホークス幹部は2026年シーズンに目を向ける前に少し時間を取るだろう。クオーターバック(QB)サム・ダーノルドとスーパーボウルMVPに輝いたランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世は優勝パレードのために訪れたディズニーランドから戻る必要がある。また、水曜日にはチーム全員がシアトルで優勝パレードに参加する見込みだ。

とはいえ、NFLスカウティングコンバインを2週間後に控えているうえに、攻撃コーディネーター(OC)クリント・クビアックがチームを去ることが決まった――日曜日にラスベガス・レイダースの次期ヘッドコーチに就任すると発表した――中で、マクドナルドHC率いるチームの次なるタイトル獲得に向けた挑戦は、間もなく始まるだろう。

マクドナルドHCは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロに「今回の勝利は存分に楽しむつもりだ。それは約束できる。確かに攻撃コーディネーターを採用しなければならないし、そのプロセスは明日にも始めることになりそうだが、それまでは思い切りこの勝利を楽しむつもりだ」と述べ、こう続けた。

「楽しまないとしたら、一体何をするというのだ? 何のためにこれをやってきたって言うんだ?」

【RA】