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レイブンズオーナーのドラフト初指名はRBランドール、「興味深い」とGMデコスタ

2026年04月27日(月) 12:03

クレムソン大学のアダム・ランドール【AP Photo/Julio Cortez】

2026年NFLドラフトで多くの指名権を有していたことから、ボルティモア・レイブンズのジェネラルマネジャー(GM)エリック・デコスタは、チームオーナーのスティーブ・ビスシオッティにその1つを任せてみようと考えた。

2004年からチームを所有しているビスシオッティにとって、それは初めてのことだった。ドラフトを通じて自分の足跡を残す機会を得たビスシオッティは、5巡目(全体174位)でクレムソン大学のランニングバック(RB)アダム・ランドールを選んでいる。

チームの記録によれば、デコスタGMは現地25日(土)に「アダム・ランドールとは興味深い指名だ」と話したという。

「いずれどこかの時点で映像を目にするだろう。スティーブ・ビスシオッティの初めてのドラフトピックだからね。フロリダにいたときにスティーブはドラフト指名権をほしがっていて、彼はチームのオーナーだ。私は“ああ、スティーブ。もちろんドラフト指名権を1つ持っていっていい”と言った。それで、最後の5巡目の指名権に決めた。彼は自分でリサーチしていた。映像を見て、いろいろな人と話した。彼はクレムソン大学のヘッドコーチ(ダボ・スウィーニー)と本当にいい関係を築いている」

最終的にはビスシオッティが指名したものの、デコスタGMもランドールを絶賛しており、その多才さに触れている。

「アダムは元ワイドアウト。多様なスキルセットがある。いろいろなことをこなせる。ランニングバックとして、伸びしろがあると思う。キャッチ力が非常に高い。ルートも走れる。キックリターナー、スペシャルチームのメンバーにもなれるかもしれない。体格に恵まれ、いい数字を出している。彼に何ができるか、ワクワクしているんだ。“ジャックナイフ”的な存在だよ。とても素晴らしい若者で、人間性も今回のドラフトでトップクラスだ」とデコスタGMは述べた。

ランドールの指名は、レイブンズが5巡目で行った3つ目の指名だった。レイブンズはランドールの前に、コーナーバック(CB)チャンドラー・リバーズ(全体162位)とタイトエンド(TE)ジョシュ・クエバス(全体173位)を選択。続いてランドールを指名することによって、バックフィールドの層を厚くすると同時に、32歳でのシーズンを迎えるRBデリック・ヘンリーの後継者候補を迎え入れた形だ。

ヘンリーと同様に、ランドールも堂々たる体格を誇っている。身長約183cm、体重約105kgのランドールは、ヘンリーよりも1インチ(約2.54cm)大きく、20ポンド(約9kg)軽い。タフなランを連続で繰り出してディフェンダーを疲弊させる、“サンダー”タイプのデュオの片割れを務めることができるはずだ。ただし、シニアシーズンにワイドレシーバーからランニングバックに転向したため、まだ学ぶべきことはある。とは言え、主にパスキャッチャーの役割を担ってきた経験は、ヘンリーの背後でRBジャスティス・ヒルやRBラシーン・アリとローテーションを組んでいく上で補完的な要素となるだろう。

10年のキャリアの中で、ヘンリーが1シーズンあたりキャッチ20回を越えたことは2度しかない。ランドールが昨シーズンにカレッジフットボールでキャッチ36回は、ヘンリーにとってはキャリアハイの数字だ。

ランドールはまた、シニア時にキックリターン9回で213ヤード、1回あたり23.7ヤードをマークしており、このことも早くからフィールドに出る道につながりそうだ。

ビスシオッティはもちろん、レイブンズが2026年ドラフトで指名した11名全員がこれからの年月でしっかりとした足場を築くことに関心を持っている。しかし、その中でも初めて指名したランドールが成功を収めれば、GMとしての手腕を示す誇りとなるだろう。

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