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経験の浅い新OCマニオンに信頼を寄せるイーグルスHCシリアニ

2026年07月22日(水) 12:18

フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニ【Perry Knotts via AP】

フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)ニック・シリアニは今季、就任6シーズン目にして5人目の攻撃コーディネーター(OC)となるショーン・マニオンを迎える。

マニオンは異例とも言えるスピードでキャリアを駆け上がってきた。3シーズン前の2023年は、ミネソタ・バイキングスとシアトル・シーホークスでプラクティススクワッド(練習生)のクオーターバック(QB)を務めていた。その後、グリーンベイ・パッカーズでマット・ラフルアーHCの下、オフェンシブアシスタントを1年、QBコーチを1年経験。そして今季、フィラデルフィアで新たなオフェンスの構築とプレーコールを担う立場に就いた。

シリアニはオフシーズン序盤に、マニオンの経験不足をまったく気にしていないと強調している。

シリアニは「その点について不安はまったくない。彼は必死に努力してきた」と『NBC Sports Philadelphia(NBCスポーツ・フィラデルフィア)』に語り、こう続けた。

「本番までにできる限り準備を整えるため、これからも全力で取り組んでくれることは間違いない。それに、ジョシュ・グリザードやパークス・フレージャー、そして私を含め、この役割を経験してきたコーチたちが周りにいる。アイデアをぶつけ合える相手はたくさんいる」

チームをスーパーボウル制覇に導いた指揮官は、マニオンを「努力家」と評価した。その姿勢があるからこそ、安心して任せられるという。

「彼はフットボールを愛しているし、努力することをいとわない」とシリアニは述べている。

「一緒に仕事をしていてすごく楽しいし、その向上心には感心させられる。あの人には才能がある、生まれ持ったものがある、なんて言うのは簡単だけど、選手であれショーンであれ、より良くなりたいという強い執念がなければ成功はできない。ショーンには成長への執念があり、自分の仕事を極めようとする強い思いがある。だからこそ、この世界で結果を残してきたんだ。これからも一緒に仕事ができるのを本当に楽しみにしている」

イーグルスのOC人事はここ数年、成功と失敗がはっきり分かれている。シェーン・スタイケンはシリアニ就任時から2年間OCを務め、その後ヘッドコーチ就任に伴って退団した。それ以降は1年ごとに交代が続き、ブライアン・ジョンソンは結果を残せず、ケレン・ムーアはスーパーボウル制覇後にニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチへ転身。昨季のケビン・パトゥーロも期待された成果を残せなかった。そうした中、初めてプレーコールを任されるマニオンに大きな期待がかかっている。

コーチ陣や選手たちから高い評価を受けているとはいえ、どれだけ手腕を発揮できるかは本番になってみなければ分からない。トレーニングキャンプは新しいオフェンスを習得する選手たちだけでなく、マニオンにとっても重要な試金石となる。シリアニは、新OCがさまざまな状況に対応できるよう、キャンプ中も意図的に難しい状況を与える考えだ。

「私の仕事は、できるだけ多くの状況を経験させ、その中で学べるようにすることだ」とシリアニは説明している。

「トレーニングキャンプの進め方はいくらでも工夫できる。チーム合同練習(OTA)でもいろいろ試してきた。以前ならケレンやシェーンに“今日は自陣3ヤード地点、第3ダウン残り12ヤードの状況をやるから準備しておいてくれ”と伝えていたような場面を、ショーンにも経験させている。事前に伝えることもあれば、最近は抜き打ちテストのように突然状況を与えることもある。だから、常にプレーシートを準備して対応しなければならない」

シリアニがマニオンを起用しなかったとしても、今年のオフシーズンか遅くとも来年には、どこかのチームが彼を迎えていただろう。優秀な攻撃コーディネーター候補を探す動きに終わりはない。重要なのは、そのチャンスが訪れた時、新たなプレーコーラーがスポットライトを浴びる準備ができているかどうかだ。

【R】