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パンサーズが約2,130億円を投じてバンク・オブ・アメリカ・スタジアムを改修へ、2030年完成予定

2026年07月24日(金) 10:35

カロライナ・パンサーズ【NFL】

カロライナ・パンサーズのオーナーであるデビッド・テッパーが、ノースカロライナ州シャーロットにスーパーボウルやNFLドラフト、2031年女子ワールドカップといった主要なスポーツイベントを誘致することを視野に入れつつ、ファン体験全体を向上させるため、現在進行中のスタジアム改修工事に新たに5億ドル(約819億1,275万円)を投資することになった。

この投資は、チームが『Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)』とスタジアムの命名権契約について長期延長に合意したと発表した現地23日(木)に明らかになった。

追加投資により、築30年のダウンタウンにあるスタジアムの改修費用の総額は13億ドル(約2,129億7,315万円)に達する。

このプロジェクトは2030年までに完了する見込みだ。

パンサーズはスタジアムの新たな完成予想図を公開。そこでは、さまざまな改良点に加え、“シャーロット・コリドー”と呼ばれる新たな構想も示されている。この構想には、年間を通じて週末の目的地としてより魅力的な場所になるよう設計された4,400席の音楽会場も含まれている。

「カロライナの“MOMINTUM”がここにある。バンク・オブ・アメリカ・スタジアムの未来をご覧あれ」

『Tepper Sports & Entertainment(テッパー・スポーツ&エンターテインメント、TSE)』のオーナー兼会長であるテッパーは声明で「バンク・オブ・アメリカとの長期契約延長は両者の強固なパートナーシップと、カロライナ地域に対する共通のコミットメントを示すものだ」と述べている。

「30年以上にわたり、バンク・オブ・アメリカ・スタジアムはファンに忘れられない思い出をもたらしてきた。これから実現することを皆さんに見てもらえるのが楽しみだ。私たちの目標は、この地域の情熱と活気をさらに高める体験を創出するとともに、このコリドーを世界最高峰のスポーツ、エンターテインメント、地域イベントが集まる週末の目的地へと変貌させることだ」

バンク・オブ・アメリカ・スタジアムは現在、メジャーリーグサッカー(MLS)のシャーロットFCとパンサーズのホームスタジアムとなっている。

ここではコンサートに加え、アトランティック・コースト・カンファレンスのフットボール選手権やデュークス・メイヨー・ボウルが定期的に開催されており、最近ではワールドカップの前哨戦として行われたアメリカ対セネガル戦の試合会場にもなった。

シャーロットでの史上初となるスーパーボウル開催に向けて招致に名乗りを上げることを検討しているのかと質問されたチーム社長兼TSE最高経営責任者(CEO)のクリスティ・コールマンは「スーパーボウルの開催はぜひとも実現させたいです。こうしたプロジェクトを進めることが、開催権獲得につながると思います。間違いなく実績として役立つでしょう」と答えている。

もちろん、最終的にNFL最大のイベントを誘致するには、ホテルの数やその他のインフラ整備など、考慮すべき要素が他にもある。

「これで(スーパーボウルの開催が)保証されるわけではありません。しかし、助けになるかと聞かれれば、その答えはイエスです」とコールマンは述べた。

改修費用の追加分は民間資金で賄われ、納税者に新たな負担は生じない。

このプロジェクトに伴う超過費用と継続的な維持管理費はTSEが負担する。

シャーロット市は2024年、このプロジェクトに6億5,000万ドル(約1,064億8,658万円)を拠出し、TSEも追加で1億5,000万ドル(約245億7,383万円)を投入した。テッパーが新スタジアムを建設するのではなく現在のスタジアムにとどまることを決めたため、当初のスタジアム改修費用は総額8億ドル(約1,310億6,040万円)とされていた。

このプロジェクトによって、スタジアム全体とその周辺エリアが一新されようとしている。

木曜日に公開された完成予想図では、全フロアに拡張された屋内外の交流スペースや、シャーロット中心部を一望できる500レベルに位置するソーシャルパティオが披露された。また、スコアボードやディスプレイの大型化、高性能化に加え、音響設備の改善も予定されている。

座席設備もアップグレードされ、より一体感があり、個人に合わせた体験を提供するためのテクノロジーを備えたプレミアムな座席オプションが導入される。

完成後、スタジアムの外観はパンサーズファンにとってまったく新しいものとなり、現代的で開放感のある外観へと生まれ変わる見込みだ。そこにはクイーンシティの街並みを彩る象徴的なライトアップされたクラウンも含まれている。

スタジアムの一部を囲む黒い金属製ゲートは撤去され、より開放的で公園のような雰囲気の空間が生まれる見込みだ。

完成予想図には、拡充された小売店や飲食店、増設されたトイレ設備、試合開催時には試合運営を支えつつ、オフシーズンには地域イベントや企業イベントをはじめとする特別イベントに対応できる柔軟なイベントスペースも盛り込まれている。

パンサーズ関係者が現在“コリドー”と呼んでいるエリアには、北ゲートの外側に新設されるエンターテインメント施設も含まれる。

コールマンは、関係者全員の目標はテッパーのビジョンを実現することだと語った。

ここ数年、パンサーズは一部のファンを敵地へ連れて行き、他のスタジアムのどのような点を気に入ったかを調査している。また、シャーロットでの試合当日の体験について、既存の永久シートライセンス保有者からの提案や批判にも耳を傾けてきた。

「ローリーやチャールストン、その他の地域から来るファンは“日曜日だけではなく、週末の目的地にしてほしい”と言っていました」とコールマンは明かしている。

コールマンによると、ファンからの要望リストの中で音楽関連の要望は特に多く挙がっていたという。

こうした背景から、年間80件から100件のコンサートやイベントを実施するとともに、NFLの試合日にはより充実したホスピタリティを提供するエンターテインメント施設の建設が進められている。

コールマンは「今後は金曜日に来てコンサートを楽しみ、土曜日にサッカーの試合を観戦し、日曜日まで滞在してパンサーズの試合を観ることができます。それこそが思い描いてきたビジョンでした」とコメント。

また、今回の改修はスタジアムの下段、上段、あるいはラグジュアリースイートのいずれに座っていても観客が恩恵を受けられるものになるとコールマンは強調している。

「すべてのファンがそれぞれ違った体験ができると思うと、とてもワクワクします」とコールマンは語った。

シャーロット市長のロブ・ハリントンはこのプロジェクトを、“象徴的な施設を守り、ファン体験を向上させ、バンク・オブ・アメリカ・スタジアムが忘れられない思い出を生み出し続けると同時に、訪問者が今後何年にもわたってこの街を再び訪れる数多くの理由を提供することにつながる”シャーロットの未来への投資だと位置付けた。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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