ファルコンズとRBロビンソンが3年最大118億円の契約延長に合意
2026年08月05日(水) 09:15
アトランタ・ファルコンズが将来を担う主力選手との契約延長を新たに実現させ、その選手のホールドイン状態を解消した。
現地4日(火)、ファルコンズとランニングバック(RB)ビジャン・ロビンソンが3年最大7,500万ドル(約118億3,099万円)の契約延長に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートと『ESPN』のアダム・シェフターが情報筋の話をもとに報じている。
ラポポートによると、基本額は6,675万ドル(約105億2,681万円)とのことで、これによってロビンソンはフィラデルフィア・イーグルスのRBセイクワン・バークリーの2,060万ドル(約32億4,958万円)を上回り、ランニングバックとして最高となる年平均2,225万ドル(約35億0,986万円)を受け取ることになるという。
ラポポートとシェフターによれば、ロビンソンは5,100万ドル(約80億4,507万円)の保証額(契約締結時に3,700万ドル/約58億3,662万円)を受け取る予定であり、これはNFL史上、新人以外のランニングバックとして最高の保証額だという。アリゾナ・カーディナルスから2026年NFLドラフト全体3位で指名された新人RBジェレマイア・ラブは5,300万ドル(約83億6,056万円)が完全保証される新人契約を結んでいる。
ファルコンズのスター選手であるロビンソンが受け取る年平均額(2,225万ドル)は、同じ2023年ドラフトで指名を受けたRBジャーマイア・ギブスがデトロイト・ライオンズとの交渉で目指すべき基準となるだろう。
ロビンソンはチームと新契約の最終調整を進めていた間、ホールドインを続けていたが、これでシーズン開幕に向けて本格的にフィールドでの準備を再開できるようになった。
火曜日、ロビンソンのホールドインは“とても友好的なもの”だったと説明したヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーは「彼にとっても、私たちにとっても、非常に喜ばしいことだ」と述べている。
「このプロセス全体を通じて、長い道のりになることは分かっていたし、自分たちが置かれている状況にも満足していた。ビジャンという人間、ビジャンという選手を私たちがどう評価しているかは、誰もが理解していると思う」
ステファンスキーHCはさらに、ロビンソンがフィールドに戻ることを“これ以上ないほど待ち望んでいる”とつけ加え、チームは1週間かけて“徐々に練習に復帰させる”つもりだと明かした。
ロビンソンはこの数カ月でファルコンズと大型契約を結んだ4人目の選手となる。ワイドレシーバー(WR)ドレイク・ロンドンは6月2日に4年1億4,100万ドル(約222億3,641万円)の契約を結んだ。その3週間後にはタイトエンド(TE)カイル・ピッツが3年5,400万ドル(約85億1,607万円)の契約延長に合意。そして、先週末にはガード(G)マシュー・ベルジュロンが4年9,600万ドル(約151億3,968万円)の契約延長を実現させた。
ロビンソンとの契約交渉はやや難航したものの、フットボール部門社長のマット・ライアンをはじめとするファルコンズの新たな首脳陣がフランチャイズの立て直しに向けた取り組みを力強く進める中、攻撃陣における4人のスター選手が長期的にアトランタでプレーすることが決まっている。
ファルコンズが最後に勝ち越し、プレーオフ進出を果たしたのは2017年シーズンだ。直近2シーズンはいずれも8勝9敗と勝率5割をわずかに下回る成績で停滞している。
とはいえ、チームの不振をロビンソンのせいにすることはできない。2023年ドラフトで全体8位指名を受ける前から世代を代表する逸材と称賛されていたロビンソンは、NFLでの3年間でその評価に見合う活躍を見せてきた。
プロボウルに2度選出されているロビンソンは通算51試合に出場し、3,910ヤード、タッチダウンラン25回、キャリー平均4.9ヤードをマーク。さらに、198回のキャッチで1,738ヤード、タッチダウンキャッチ9回も記録している。
ファルコンズでの在籍期間を通じて常に高いパフォーマンスを見せてきたロビンソンだが、昨季はさらなる飛躍を遂げ、リーグ最多となる2,298スクリメージヤードを獲得。キャリア初のオールプロ選出を果たすとともに、オフェンス部門年間最優秀選手賞の投票でも4位にランクインした。
『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によると、自在に動ける万能なロビンソンはランプレーで誘発したタックルミス数(87回)、100回以上のキャリーを記録した選手におけるキャリー1回あたりのタックルミス誘発数(0.29回、ケネス・ウォーカー三世と並ぶ)、コンタクト後のランヤード(1,172ヤード)でもNFLをけん引したとのこと。また、レシーブでも26回のタックルミスを誘発し、これはプカ・ナクアに次いでリーグで2番目に多い数字だった。
ロビンソンは独力で攻撃を仕掛けられる選手として、リーグのどのランニングバックにも引けを取らない存在だ。それは、クオーターバック(QB)ポジションで不透明な状況が続いているファルコンズにとって大きな助けとなるだろう。ファルコンズはライアンが選手としてチームに在籍していた2021年シーズンを最後に、2年連続で同じQBをシーズン初戦で先発起用することができていない。昨シーズン初戦で先発を務めたマイケル・ペニックスJr.はシーズン終了を余儀なくされた膝の負傷から復帰したばかりで、現在はトゥア・タゴヴァイロアと先発の座を争っている。
誰が先発QBになろうと、ロビンソンは最近契約延長に合意したロンドンやピッツと共に、再びファルコンズのオフェンスを救う存在となるはずだ。
スターランニングバックが巨額の新契約に合意した以上、それは2026年シーズンだけではなくそれ以降のシーズンにも当てはまるだろう。
【RA】



































