チーフスOCビエネミー、妻の銃撃事件を受けて離脱もチームとの連絡は増加
2026年08月05日(水) 12:04
先月末、カンザスシティ・チーフスの攻撃コーディネーター(OC)エリック・ビエネミーの妻が、バージニア州の自宅で銃撃された。トレーニングキャンプ中のチームとの連絡は増えているものの、ビエネミーがいつ現場に復帰するかは依然として不透明だ。
ビエネミーの息子イライジャ・ビエネミーが、母親のミアさんを銃撃した事件に関与したとして逮捕された。故意による傷害、重罪に伴う銃器使用、住居内での銃器発砲の罪で起訴されているが、27歳のイライジャの出廷は、精神鑑定の結果が出るまで延期されている。
チーフスのヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは今週、ミアさんの容体は改善していると明かした。
現地4日(火)、ビエネミーの職務の多くを引き継いでいるパスゲームコーディネーターのジョー・ブレイマイアーは次のように語った。
「個人的にも、彼から連絡があったのは本当にうれしかった。彼が置かれている状況を思うと、胸が痛む」
「最近はフットボールについても連絡をくれることが増えている。彼の声を聞き、フットボールに関する考えを聞けることで、チームにも日常が戻ってきたような感覚がある」
ビエネミーは今年、チーフスに復帰した。以前チーフスを離れた後はワシントン・コマンダースで攻撃コーディネーターを務め、その後はUCLAとシカゴ・ベアーズでそれぞれ1シーズンを過ごした。現在ニューヨーク・ジャイアンツのOCを務めるマット・ナギーの後任として、再びチーフスのオフェンスを任されている。
チーフスがビエネミーの復帰を強く望んだ理由は2つある。ビエネミーはチーフスのオフェンスを熟知しており、過去にはチームのスーパーボウル進出3回と優勝2回に貢献した。また、昨季を6勝11敗という期待外れの成績で終えたチーフスが必要としていた、妥協を許さない姿勢も持ち合わせている。
昨季のスーパーボウルMVPで、チーフスがフリーエージェント(FA)で獲得した主力選手の一人でもあるランニングバック(RB)ケネス・ウォーカー三世は、こうコメントしている。
「俺たちがしっかりチームを支えて、ビエネミーが戻ってきた時には、あの激しさとエネルギーを受け入れる準備を整えておく。それが彼の一番好きなところだ」
「1プレーたりとも気を抜くことはできない。そんなことをすれば、必ず何か言われる」
将来を嘱望されるコーチの一人であるブレイマイアーは、ビエネミーとは対照的に物静かな性格だ。しかし、火曜日には練習で声を枯らしたと冗談を交えており、ビエネミーの声を張り上げるスタイルが少しうつったのかもしれない。
「選手たちは、自分たちに厳しく責任を持たせてほしいと思っている。何をすべきかを伝え、どんなことも見逃さない人を求めている」とブレイマイアーは説明した。
「その基準を常に守らせることがコーディネーターの役割であり、その立場を任された者の務めだ」
またチーフスは火曜日、ミズーリ・ウエスタンでキャンプ2回目となる防具着用の練習を実施した。クオーターバック(QB)パトリック・マホームズは、断裂した膝の靱帯を修復する手術から8カ月足らずながら、今回もすべての練習メニューをこなしている。
マホームズは左膝に装具を着けているものの、それ以外は以前とほとんど変わらない姿を見せている。
「パトリックのすることに今さら驚いたとは言いたくない」とブレイマイアー。
「彼はいつもフットボールでできることの限界にも、ケガからの復帰時期にも挑み続けているからだ。ただ、フィールドでの動きを見る限り、膝の回復に問題があるようにはまったく見えない。膝のケガを感じさせるものが何もないのは、本当に驚くべきことだ」
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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