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ライオンズがRBギブスと3年最大120億円の契約を締結へ

2026年08月07日(金) 09:49

デトロイト・ライオンズのジャーマイア・ギブス【Todd Rosenberg via AP】

“ソニック”が大金を手に入れた。

現地5日(木)、デトロイト・ライオンズがランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスと最大7,575万ドル(約120億0,740万円)に上る3年6,750万ドル(約106億9,966万円)の契約延長に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートと『ESPN』のアダム・シェフターが報じた。ラポポートとシェフターによると、5,150万ドル(約81億6,345万円)の保証が含まれるこの契約によって、ギブスはリーグで最も高い報酬を得るランニングバックとなるという。

ギブスの年平均額は2,250万ドル(約35億6,655万円)と、8月4日に年平均2,225万ドル(約35億2,693万円)の契約を結んだアトランタ・ファルコンズのRBビジャン・ロビンソンを上回り、ランニングバック市場の基準をまたしても塗り替えるものとなった。インディアナポリス・コルツのRBジョナサン・テイラーも木曜日に年平均2,200万ドル(約34億8,730万円)の契約を締結しており、この3人は数日間でRBポジションの報酬水準を押し上げている。

長期契約の合意により、ギブスのホールドインは終わりを迎えるはずだ。ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルはギブスがトレーニングキャンプ序盤の練習を欠席した際、スターRBのギブスが“背中に少し”問題を抱えていると認めていた。新契約がまとまるまで、ギブスが練習に姿を見せつつも自身の体を守るという対応をとったことは理にかなっていたと言えよう。

地元メディアの報道によると、ギブスは木曜日に今プレシーズンで初めてユニフォームを着用し、サイドフィールドで限定的な形ながら練習に参加したとのこと。これは両者が契約延長に合意する前の出来事だったため、ギブスはおそらく近いうちに練習量を増やしていくことになるはずだ。

契約交渉を終えたことで、ギブスとライオンズは重要なシーズンに向けて準備を進めることになる。ギブスは今季、初めて相棒のRBデビッド・モンゴメリーを欠いた状態でシーズンを迎えることになった。そうした中、ライオンズは2年連続でプレーオフに進出した後、9勝8敗と期待外れの成績でポストシーズン進出を逃した昨季からの巻き返しを目指すことになる。

ライオンズが2023年ドラフト全体12位でギブスを指名した際、リーグ関係者の中にはその指名順位の高さを嘲笑う者もいた。当時、台頭しつつあると見られていたライオンズは、その数カ月前にモンゴメリーと契約していたこともあり、他に優先して補強すべきポジションがあると見られていたのだ。

ライオンズはすぐにそうした見方が間違いだったことを証明した。ギブスとモンゴメリーは瞬く間にリーグで最も恐れられるRBコンビとなり、チームはその後2年連続でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区制覇を達成。モンゴメリーが相手守備陣に真正面から立ち向かう中、ギブスは軽々とその間を縫うように、あるいは迂回して駆け抜け、ルーキーシーズンに1,261スクリメージヤード、タッチダウン11回を記録した。2年目には、シーズン終盤にモンゴメリーが離脱した際にバックフィールドを一人で支えられることを証明。ギブスは2024年シーズンを自己最高となる1,929スクリメージヤード、タッチダウン20回という成績で終えた。

ギブスはその後、チームの主力選手として自然とモンゴメリーの仕事を奪っていくことになった。ライオンズは攻撃陣が安定感を欠く中、ギブスが持つ自らスペースを切り開く能力を頼りにするようになった。そして、ギブスは昨季に1,839スクリメージヤード、タッチダウン18回をマークしている。

ギブスはキャリア最初の3年間でいずれも50回以上のレシーブを記録し、プロボウルに選出されている。また、キャリー平均5.3ヤード、スクリメージタッチダウン49回と驚異的な成績を残し、24歳未満の選手によるスクリメージタッチダウン数でライオンズのレジェンドであるバリー・サンダースが保持していた最多記録を塗り替えた。また、ライオンズはギブスの在籍中に得点ランキングで5位を下回ったことが一度もない。

モンゴメリーとのコンビは大きな成果を挙げていたが、ギブスの活躍によってライオンズは3月にモンゴメリーをヒューストン・テキサンズへトレードすることができた。今後はギブスを中心にライオンズのバックフィールドが構成され、フリーエージェント(FA)として加入したアイゼア・パチェコが補佐する形となる。しかし、ギブスはこれまで以上に大きな役割を担うことになるだろう。

ライオンズは過小評価されがちなRBポジションに大金を費やすことで、NFL屈指の爆発力を持つギブスに対する絶対的な信頼を示している。

【RA】