全米制覇を経験したドラフト外のカリル・ベンソンがチーフスの先発RT候補に浮上
2026年08月07日(金) 11:14
カンザスシティ・チーフスの先発ライトタックル(RT)の座には、より大きな注目が集まりそうだ。現在はドラフト外ルーキーのカリル・ベンソンが、その座を勝ち取ると見られている。
『Kansas City Star(カンザスシティ・スター)』によると、ベンソンは現地5日(水)に2日連続でライトタックルとして先発組の練習にすべて参加したという。トレーニングキャンプで7回目の全体練習が行われた時点で、ベンソンはベテランオフェンシブタックル(OT)ジェイロン・ムーアを差し置いて、ファーストチームの練習の大半に参加している。
ドラフト外フリーエージェントの選手がチームに加入した直後に先発の座を勝ち取るのは決して簡単なことではない。ベンソンはプレシーズン中、新人ならではのミスを犯さずに成長を続ける必要があるが、現状ではベンソンがその座をつかむ可能性が高そうだ。チームメイトたちは身長約198cm、体重約145kgのベンソンを絶賛している。
『KQTV』によると、先発レフトタックル(LT)ジョシュ・シモンズは「カリルは素晴らしい仕事をしていると思う。とてもフィジカルな選手だし、その強みをさらに生かしていけばいいと思う。努力というのは簡単に教えられることじゃないけど、彼はフィールド上でそれを示している。だから、俺がいま彼に伝えているのは、そういう努力を続けていけということだけだ」と語ったという。
また、スターディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョンソンは「(ベンソンは)才能のある選手だ。体も大きいし・・・ミシシッピ出身だ。ミシシッピ出身の連中はひと味違う。間違いなく一流の選手だし、彼には尊敬しかない」とコメントしている。
インディアナ大学で4年間を過ごし、そのうち2年間で先発を務めていたベンソンは、2024年にコロラド大学へ転校し、オフェンシブラインの複数のポジションでプレーした。2025年にはカート・シグネッティの下でプレーするためにインディアナ大学へ戻り、先発ライトタックルの座を勝ち取り、フーシャーズの全米制覇に貢献した。
生まれつき体格に恵まれている23歳のベンソンは、ランプレーで相手を押し込むことができる。その一方で、ドラフトを迎える時点では、特にパスプロテクションでの技術の粗さが課題として挙げられていた。
チーフスは今のところ、ベンソンのパフォーマンスに満足しており、今季の基本給が1,424万ドル(約22億5,357万円)となるムーアよりも高く評価している。今週、このポジション争いについて質問されたヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは、ベンソンのプレーを引き続き注視していきたいと述べた。
リードHCは月曜日に「彼らに競わせてみて、どうなるか見極めるべきだと思っている」と話し、こう続けている。
「2人ともプレーできる。若手選手についてはまだあまり見られていないが、彼には才能がある。どうなるか見てみよう。ムーアも粘り強く戦っているし、ここ数日は良いプレーを見せている。私たちには全員が必要だし、そういうものだ」
この発言以降、ベンソンはライトタックルとして大半のスナップを担当している。
ドラフトで指名された257人の選手にも含まれていなかった選手が、キャンプに参加して先発の座を勝ち取るというのは、極めて印象的で稀なことだ。ベンソンは新人選手が陥りがちな落とし穴を避けなければならないが、それができれば、チーフスがシーズン第1週のマンデーナイトフットボールでデンバー・ブロンコスを迎え撃つ際に、先発を務める可能性は高いだろう。
【RA】



































