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カウボーイズのオーナー、QB交代の可能性も考慮?

2016年12月14日(水) 09:45

ダラス・カウボーイズのトニー・ロモ【AP Photo/LM Otero】

ダラス・カウボーイズのオーナーを務めるジェリー・ジョーンズは幾度となく同じ質問を受けてきた――さまざまに形を変えながら、結局は同じ質問を。

新人クオーターバック(QB)ダック・プレスコットの代わりにベテランのトニー・ロモを出場させてみたら、チームはどうなるだろうか?

『The Dallas Morning News(ザ・ダラス・モーニング・ニュース)』によれば、ジョーンズとジェネラルマネジャー(GM)は現地13日(火)、地元ラジオ番組『KRLD-FM』の中で次のように述べたという。

「まだどう答えるべきか決まっていないが、その時が来れば分かるだろう。ネガティブな話題が上がった時、“どう言ったらいいか分からない。その時が来れば分かるものだ。もうじき分かる”といった感じの答え方を聞いたことがある。今の状況はそれに似ている」

ジョーンズは単純に新しい形での質問の答え方を模索している。ニューヨーク・ジャイアンツ戦で見せたプレスコットの荒いパフォーマンスが、次戦のトニー・ロモ先発の可能性を高めたという見方に対し、ジョーンズは『NFL.com』のジュディ・バティスタに「いや、いや、いや、いや、それはあり得ない」と、強く否定した。

火曜日のジョーンズは――いつもとは少し違った形で――先発QBの変更に関する具体的な状況への言及は避けたのだ。

ジョーンズは「そのシナリオにはあまり深く入りこみたくない。この件に関しては少し話しすぎたかもしれない。ロモの必要性も考えると、いつでもチームの起爆剤として活躍できるように――ありふれた表現で言えば――試合に勝つために、彼には準備をしてもらう。ロモがプレーしてもいい時期に来たと誰もが思ったときが、そのときになるだろう。どちらにしてもあまり好まない議論だ」と語った。

なぜジョーンズが毎日頭を抱えるのか、答えは簡単である。結局、話題になっているのはダラス・カウボーイズの先発QBが誰なのかということだ。しかし、それはコーチたちやチーム内部がどうカウボーイズを機能させていくかを無視する、うんざりするような質問でもある。

11勝2敗のカウボーイズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の首位に君臨し、他チームとも大きく差が開いている。カウボーイズがQBに難題を抱えていると主張するならば、サンフランシスコ・49ers、クリーブランド・ブラウンズ、シカゴ・ベアーズ、ニューヨーク・ジェッツに起きている問題は何と形容すればよいのか?

3カ月を経てもほとんど調子を落とさなかったプレスコットをベンチに下げることは、非常に重要となるシーズン終盤での相手チームに対する大胆なメッセージになる。だが、これで人々が質問を止めることはない――ただひたすら、今後も同じような質問が繰り返されていくのだ。