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【2016年第16週】オフェンス陣が大爆発、6TDのカウボーイズが今季13勝目

2016年12月27日(火) 14:48


ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオットとダック・プレスコット【AP Photo/Michael Ainsworth】

現地26日(月)、今季最後のマンデーナイトフットボールとなるダラス・カウボーイズ対デトロイト・ライオンズ戦が行われ、計6タッチダウンと大爆発したカウボーイズのオフェンス陣がチームを勝利に導いた。42対21でライオンズを下したカウボーイズはこれで今季13勝目、プレーオフに向けて素晴らしい仕上がりを見せている。一方、ライオンズは今季最終週となる来週にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区優勝をかけてグリーンベイ・パッカーズと対決する。

試合はオープニングドライブからクオーターバック(QB)ダック・プレスコットがワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントに18ヤードパスを通してオフェンスのリズムをつかむと、ドライブの最後はプレスコットからWRブライス・バトラーへの21ヤードパスが決まってタッチダウンし、カウボーイズが簡単に先制点を奪う。対するライオンズも直後のドライブでQBマシュー・スタッフォードの短いパスや、フルバック(FB)ザック・ゼンナーの11ヤードランで敵陣までボールを進め、最後もゼンナーが7ヤードを走ってタッチダウンを決めた。第1クオーター終盤にはランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットの驚異的な55ヤードランでタッチダウンを収め、カウボーイズが再びリードして第1クオーターを終えている。

反撃に出たいライオンズは第2クオーター序盤に、スタッフォードのパスなどで敵陣へと前進。これを自らエンドゾーンに走り込んだスタッフォードがタッチダウンで締めくくり、ライオンズが試合を振り出しに戻す。その後はライオンズ守備陣が奮闘し、ディフェンシブエンド(DE)エゼキエル・アンサーがプレスコットからサックを奪うなどして、カウボーイズ攻撃陣に得点のチャンスを与えない。このチャンスにライオンズ攻撃陣はスタッフォードがWRゴールデン・テイトに14ヤードパスを通すなどしてカウボーイズ陣地に攻め込み、続けてゼンナーが5ヤードを走ってタッチダウン、ライオンズが逆転に成功する。カウボーイズ守備陣もこれで火が付き、以降はスタッフォードからサックを奪うなどして、ライオンズに攻撃のリズムを作らせない。カウボーイズ攻撃陣もクオーター終盤にはプレスコットからの25ヤードパスをブライアントが片手でキャッチしてタッチダウンし、スコアを21対21の同点として後半に突入。

後半最初にボールを手にしたライオンズだったが、ここでもカウボーイズ守備陣のプレッシャーに苦しめられてしまう。結果的にはスタッフォードがカウボーイズのフリーセーフティ(FS)J.J.ウィルコックスに自陣でパスをインターセプトされ、相手に得点のチャンスを与えてしまう。ここでカウボーイズはエリオットの着実な1ヤードランで得点してリード。カウボーイズ攻撃陣はこれで勢いに乗り、その後のオフェンスドライブでもプレスコットからWRテレンス・ウイリアムスへの30ヤードパスで敵陣に進むと、最後はブライアントがタイトエンド(TE)ジェイソン・ウィッテンに10ヤードパスを通すというトリックプレーを成功させてカウボーイズが突き放しにかかる。

カウボーイズとは対照的に後半に入ってオフェンスのリズムを崩してしまったライオンズは、カウボーイズ守備陣の堅い守りを攻略できず。そんな中、カウボーイズはプレスコットからブライアントへの19ヤードパスで再びタッチダウンを成功させ、完全に試合の主導権を握る。結局、ライオンズは反撃のチャンスを作れぬまま試合終了の時を迎えた。

カウボーイズQBプレスコットはパス20回中15回成功、212ヤード、3タッチダウンと素晴らしい内容で締めくくっている。RBエリオットはキャリー12回、80ヤード、2タッチダウンと、こちらも申し分ないスタッツだ。WRブライアントはレシーブ4回、70ヤード、2タッチダウンに加えてタッチダウンパスも成功させる大活躍だった。

ライオンズQBスタッフォードはパス46回中26回成功、260ヤード、0タッチダウン、1インターセプト。FBゼンナーはキャリー12回、67ヤード、2タッチダウンランを走っている。TEエリック・エブロンはレシーブ8回、93ヤードをマークした。