故障者情報:シーホークスWRロケットが骨折した足を手術
2016年12月27日(火) 13:47現地24日(土)、各チームのキープレーヤーたちが相次いで負傷に見舞われた。最悪なケースだったのがシアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)タイラー・ロケットだ。
ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルはウイークリーラジオ番組『KIRO-AM』の中で、脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)を骨折したロケットが土曜夜に手術を受けたことを明らかにした。月曜午後に行われた会議の中で、キャロルはロケットが今も入院中であるが、靱帯(じんたい)には何の影響もなかったと発言。キャロルはチームがロケットの復帰をトレーニングキャンプ頃になると見ているとも語った。
ロケットが負傷したのは土曜日、アリゾナ・カーディナルス戦の第2クオーターにタッチダウンキャッチを決めた時。チームはカーディナルスに3点差で敗戦した。ロケットの今シーズンは終了となり、復帰には相当な時間を要すると見られている。
シーホークスは相手にとって危険な存在となるリターナー、かつ、スピードを兼ね備えたWRロケットを失い、今後はダグ・ボールドウィン、ジャーメイン・カース、ポール・リチャードソンを起用する方向である。シーホークスにとってロケットの離脱は計り知れないほどの打撃ではあるが、チームのスーパーボウル出場という目標まではまだ打ち砕かれていない。
【その他、月曜日までに判明している各チーム故障者情報】
1.サンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)カルロス・ハイドはロサンゼルス・ラムズ戦で膝内側側副靭帯(ひざないそくそくふくじんたい)を負傷した。ハイドはレギュラーシーズン最終戦を欠場する予定であると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。HCチップ・ケリーは月曜日、記者に対してハイドが手術を受ける必要はないことを明言した。
2.オークランド・レイダースのクオーターバック(QB)デレック・カーが27日にロサンゼルスにて骨折した腓骨部分の手術を受ける予定であると、ラポポートが報じた。
3.シンシナティ・ベンガルズのタイトエンド(TE)タイラー・アイファートはハムストリングの負傷によって突然の今シーズン終了となった。チームはアイファートとガード(G)クリント・ボリングを故障者リストに登録したと発表。
4.シカゴ・ベアーズのHCジョン・フォックスはラインバッカー(LB)レナード・フロイド(脳震とう)がベアーズのミーティングに参加したが、まだ脳震とうプロトコル中であると語った。
5.テネシー・タイタンズのHCマイク・ムラーキーは月曜日、記者に対してマーカス・マリオタは水曜日に骨折した腓骨の手術を受け、骨折部分にプレートを埋め込むことを発表した。マリオタの復帰は4カ月から5カ月後と見られている。
6.サンディエゴ・チャージャースのHCマイク・マッコイはRBケネス・ファロウ(肩)を故障者リストに登録する予定であると発表。RBメルビン・ゴードン(臀部/でんぶ・膝)とデンゼル・ペリマン(膝)は毎日の経過を観察しての判断となる。
7.ニューヨーク・ジェッツは土曜日のニューイングランド・ペイトリオッツ戦で肩の関節唇を負傷したQBブライス・ペティを故障者リストに登録。
8.インディアナポリス・コルツのHCチャック・パガーノは土曜日のレイダーズ戦でコーナーバック(CB)ダリウス・バトラーが脳震とうを発症し、まだ脳震とうプロトコル中であることを明かした。WRドンテ・モンクリーフが負傷した肩のMRI撮影を行う予定。
9.バッファロー・ビルズのHCレックス・ライアンはCBスティーブン・ギルモアがまだ脳震とうプロトコル中であると発言。
10.ジャクソンビル・ジャガーズRBのT.J.イェルドン(足首)は故障者リストに登録された。
11.デトロイト・ライオンズのWRアンドレ・ロバーツは月曜日のカウボーイズ戦、前半に肩を負傷して復帰にはクエッショナブル。