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ファルコンズOCシャナハン、父もコーチを務めたブロンコスに興味か

2017年01月05日(木) 09:58


アトランタ・ファルコンズの攻撃コーディネーター(OC)カイル・シャナハン【AP Photo/John Bazemore】

今シーズンのアトランタ・ファルコンズは得点数、ヤード数ともにこれまでのチーム記録を塗り替えており、攻撃コーディネーター(OC)のカイル・シャナハンは今月中にも他チームからのヘッドコーチ(HC)打診を受け入れることになるだろう。

今週末にかけ、シャナハンはロサンゼルス・ラムズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、デンバー・ブロンコスとの面談を控えている。

現地4日(水)、NFL情報番組『Up to the Minute Live(アップ・トゥ・ミニット・ライブ)』の中で『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロはシャナハンが父マイク・シャナハンと同様のキャリアをたどることを望んでいるようだと伝えた。

ガラフォロは「リーグ中に飛び交ううわさやHC調査関連の情報をかき集めたところ、シャナハンは彼の父親もコーチを務めたデンバー・ブロンコスに気持ちが傾いているようだ」と述べている。

シャナハンは自身の親がデンバーで残した功績にひるむ素振りを全く見せていない。

シャナハンの父親であるマイク・シャナハンは、ブロンコス歴代HCの中でも最も優秀なHCであったと言える。現在はジェネラルマネジャー(GM)を務めている元クオーターバック(QB)ジョン・エルウェイを率い、2年連続でロンバルディ・トロフィーを獲得した。2015年にスーパーボウルを制したゲイリー・キュービアックもブロンコスHC辞任の意志を固めている。キュービアックはマイクの下で手腕を磨いた一人であり、マイクの息子カイル・シャナハンはヒューストン・テキサンズ時代にキュービアックの下でキャリアを積んできた。

なぜ37歳のシャナハンがそんなに人気なのか。そこには過去の前例という裏打ちがある。2016年にファルコンズを挙げた得点やヤードを上回っているのは、2000年のラムズ、2011年のニューオーリンズ・セインツ、2012年のニューイングランド・ペイトリオッツ、2013年のデンバー・ブロンコスの4チームだけなのだ。今世紀、オフェンシブポゼッションの半分以上で得点を挙げたのはファルコンズを入れてわずか3チームしかいない。

今シーズン、MVPの筆頭候補とも称されるQBマット・ライアンを覚醒させたのはシャナハンだと言っても過言ではなく、それはシャナハンが指導してきた歴代QBとの関係性を振り返ればさほど驚くことでもない。

アトランタに救世主として現れる前、シャナハンはマット・ショーブの自己最高のシーズンを演出し、ロバート・グリフィン三世を最優秀新人攻撃選手に導き、ブライアン・ホイヤーにはクリーブランド・ブラウンズの過去5年間で最も優れた成績を収めさせている。

新天地にデンバーを選ぶとすれば、シャナハンはスーパーボウルのタイトル奪還に向け、攻撃陣の見直しからチーム再建を始めることになるだろう。