コルツQBリバース、0勝3敗でも復帰に後悔なし
2025年12月30日(火) 05:06
インディアナポリス・コルツが現地28日(日)に臨んだジャクソンビル・ジャガーズ戦に23対17で敗れ、クオーターバック(QB)フィリップ・リバースは先発した3試合すべてで0勝3敗となったものの、復帰したことに後悔はないと語っている。
『ESPN』で「復帰することに後悔はしない、そうみんなに言ってきたし、実際に後悔はしていない。勝てなかったこと以外はね(中略)。この3週間は本当に最高だった。もし“すべてが分かった上で、もう一度どうするか?”と聞かれても、また同じことをする。最高の時間だった。だから、もしこれが最後なら、それはそれでいい」と話したリバース。
QBダニエル・ジョーンズがシーズン絶望のアキレス腱断裂を負った後、コルツのヘッドコーチ(HC)であるシェーン・スタイケンは失速するシーズンを立て直す最後の手段として、44歳のリバースを引退状態から呼び戻した。すでにプレーオフ進出の可能性が消滅している中で、ジャガーズ戦がリバースにとって(再び)最後の試合となる可能性もある。
「バッファローでフィールドを去った時、あるいはあのトンネルを歩いた時に、あれが最後だと思っていた」と振り返るリバースは「それで納得していたし、その後の数日は涙もあった。でも、あれが最後でもいいと思えていた。だから、もし今回が本当に最後だとしても、予想もしていなかった“ボーナス”の3試合をもらえたことになる。その機会に、これ以上ないほど感謝している」と続けている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはコルツがシーズン最終戦となるヒューストン・テキサンズとの試合に、新人QBライリー・レナードを先発させる可能性が高いと報じている。
ただ、リバースは「組織であれ(スタイケンHCであれ)、その決断がどういう形になるにせよ、俺は全面的に支持する。もちろん話はするだろうけど、火曜日にいきなり不意打ちで言われる、なんてことにはならない」と話した。
リバースは日曜日の試合で30回中17回のパスを成功させ、147ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録。サックは2回受けている。復帰後3試合では、92回中63%のパス成功率で544ヤード、タッチダウン4回、インターセプト3回だった。
「正直、この3試合の中では一番良くなかったと思う。全くリズムに乗れなかった」
そう明かしたリバースは2度目の引退について問われると、アラバマ州フェアホープに戻り、セント・マイケル・カトリック高校での指導に復帰する予定だと明かしている。
「すぐにサイドラインに戻(って指導す)る。見ていた人の多くは、“やっぱりそこが居場所だ”と思ったかもしれないね」
【C】



































