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コフリンスタイルがすでにジャガーズを支配

2017年01月12日(木) 12:57


ニューヨーク・ジャイアンツ時代のトム・コフリン【AP Photo/Kathy Willens, File】

現地12日(木)にジャクソンビル・ジャガーズ首脳陣が公式記者会見を行う。これにはオーナーのシャヒド・カーン、先日就任したばかりのヘッドコーチ(HC)ダグ・マローン、ジェネラルマネジャー(GM)のデビッド・コールドウェル、球団社長のマーク・ランピングが参加する予定。しかしながら、水曜日にジャガーズが出した公式プレスリリースを読めば、誰が実質的にチームを操作するのかはすでに決まっていることが分かる。

「木曜日開催の午前10時の記者会見は9時55分に開始予定」

ご存知の通り、トム・コフリンの“ルール”だ。

先日、正式にジャガーズの球団副社長に就任したコフリンは、昔から決まって5分前行動を取る。ニューヨーク・ジャイアンツ時代のコフリンが時間にルーズな選手たちを厳しく処罰した話は有名であり、ジャガーズでもコフリンが自身の方針を曲げるつもりはないことがはっきりと分かった。2015年にコフリンの後継者であるベン・マカドゥーが攻撃コーディネーター(OC)としてイースト・ラザフォードに到着した際、コフリンはマカドゥーにさえも時間を守るように忠告を与えている。

2013年に地方紙『The Star-Ledger(ザ・スター・レジャー)』がコフリンを特集した際には、その日々のスケジュールを把握する必要があった。もしジャガーズがチーム内に規律を求めるというのであれば、コフリンほどその期待に応えてくれる人物はいないだろう。一瞬でチームの色は変わるはずだ。

ジャガーズ内部組織でコフリンがどのようになるのか、想像するだけでも面白い。ジャガーズHC時代にコフリンの独裁力についての評判はぐらついた。数年はかかったものの、ジャイアンツHC時代に選手やコーチに対するスタンスを緩めざるを得なくなったのだ。

願わくはジャガーズ内部の誰もが不適切な手順を踏まないように。さもなければ、また昔を思い出すことになるだろう。